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2022年9月16日 (金)

ラウドスピーカーのレゾンデートル @ReijiAsakura

妻はよくスマホから音楽流しながら家の中を歩いている。YouTubeであるが、ストリーミングサービスも同様であろう。「手軽で、持ち歩ける」音楽に触れる現下最もスタンダードなスタイルと言って良い。「手のひらの機械で完結する。それ以上不要」そこに落ち着いて当然である。ワンタッチ、尚且つ、余計なものは要らない。

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「無関心品質」という言葉が見えると思う。「音質」は音楽好きの人であっても、多くの場合、「無くてもかまわない」……無関心品質であって、スピーカーにより居場所を拘束されるのはむしろ「逆品質要素」ですらあると言える。かつてスピーカーはそれがないと音楽聴けないので当たり前品質であったが、パラダイムシフトにより右下の象限へ墜落したということだ。「スピーカーで聴く魅力」これを打ち出さないとオーディオという品質志向は滅びる、こういうことになる。

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ホームシアターを志向する「HiVi」誌は、その基本コンセプトに基づき映画を推している。リビングをスピーカーで囲って映画館、というわけだ。ただ、悲しいかな現下映画は「サブスクでスマホで倍速」が上記音楽の聴き方と同じポジションにある。「別にそこまで凝らんでも中身は分かる」に勝てる魅力があるとは思わない。

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一方、老舗の「stereo」誌はレコードを前面にフィーチャーした。オーディオの高齢化に対応した逃げの構成……と言えなく無いが、実は上記「スマホでブラウズ」の世代にとって、「音楽を聴くまでに所用の儀式を要する」のはエモいんだそうな。気づいた方あるかも知れぬ。現下こういう「メカメカしいメカ」はあまりない。SLはインバータ制御の電車に変わり何ならボタン一つで自動運転。クルマのトランスミッションはハイブリッド+CVT化されてクラッチどころか段数すら失い、自転車のギアもマイコン制御でボタンを押すだけ。比してここには機械の電源を入れ、音源をセットし、メカニズムを所定の位置にロードするという人間の感覚と作業を伴うギミックが残っている。要はそれが「根本的な機械好き・ガジェヲタに刺さる」のである。

オーディオは過去、「音を出すまでのアプローチの簡略化」を図ってきた。ラジカセであり、ボタンを押せば動くCDであり、究極が画面を触れば良いスマホである。そしてスマホになった瞬間、それは「オーディオ機器」の役目ではなくなった。オーディオはヲタクがいじるガジェットであり、音質という無関心品質をひたすら追求する空集合に成り果てたのである。ならばもう、原点に立ち返り、むき出しの機械だけでいいのではないか。ジェネラル・カジュアルに振り向いてもらうことに汲々として媚びを売る必要はないのではないか。複雑な操作系と面倒くさい配線と、応じた理論をある程度理解できる層に向けて作っておけば良いのではないか。ただ、スマホを帯域に制限のあるBluetoothでなく、クレードルにブッ挿すとUSBで次元の違う音をスピーカーから出せる。そこに共鳴した人だけ拾っていけばいいのではないか。

オーディオの始まりは、発明されたばかりの電話でコンサートの中継、今で言えばパブリックビューイングを行った時に「発見」された偶然である。たくさんの人に試してもらうためにたくさんの電話を用意した。客の一人が電話機を二つ使って両耳にあてがった。すると……そう、イヤホンを両耳に挿したのと同じ、「ステレオフォニック再生」が達成され、コンサート会場が立体音響となってそこに出現したのだ。そうなると今度はデカいスピーカをこさえてコンサートホールのように響かせるという発想が生まれる。リアルを追求する歴史が始まるのである。それが100年を経てイヤホンに回帰し、進化した「電話」に戻ったのである。当時と違うのは、音楽自体が仮想空間でも成立する「実の空間を必要としない音色と音階の流れ」に変わったことだ。これはコンサートホールの再現を要求しない。イヤホンで良い。聞けりゃいい。すなわち「最低限必要」の地位をスピーカーは失ったのである。「スピーカーだからこそ」の新しい価値、存在意義、寄って立つ場所の創造を要求する。比して両雑誌は「スピーカーはあって当然」から脱却できていない構成に思えるがいかがか。

絶望的なようだが、一つ光明と言えるのは、音楽は「ストーリーを追いかければ何とかなる」映画等と違い、メロディに心と体を共鳴させて幸福感を得るものであるから、「飛ばし見・つまみ食い」は楽しんでいることにならない……音楽家各位ハッとされたい……そういう手合いに媚びる必要はないのだ。それは流行りを掴んでおこうという情動に過ぎず、音楽を「聴いて」はいない。序破急や起承転結をすっ飛ばしても感動は得られない。どうせそんな手合いはカネ出して音を買ったりしない。エモーションを起こすには応じた手順が要る。媚びて手順をすっ飛ばすとエモーションのレベルは下がる。「運命」は3つの楽章があるから、ギャップレスで展開される第4楽章で開放されるのだ。

「共鳴した人だけ拾っていけ」機械にも音楽にも存在する、というのがぶん回したい自説である。導かれるのは、スマホでシャカシャカを超えた世界が存在することを周知し、そのエンカウントの確率を高め、応じた楽曲もきちんと作る。地道なアウトリーチこそが音をスピーカーで再生したいという欲求を惹起する現在確実と言える手段のひとつではないのか。サウンドバーで良い。リビングなり、自室なり、「一定の時間過ごす部屋」はあるはずだ。スマホを持っていると言うことは、逆に言うと音源を持ち歩いていると言うことだ。ならば、それをスマホから解放する仕掛けがあちこちにあって良い。充電がてらスマホを挿してそのまま画面をいじれば、離れた二つのスピーカーからステレオフォニック再生の豊かな音場が目の前に広がる。それだけで音楽を楽しむ人の心を捉える力がある。YouTubeでも次元が変わる。

我々が共鳴したのだから、我々がいじることを楽しんだのだから、21世紀の、令和の今でも、共鳴する心は、必ずある。なぜなら時代は変わっても人間であるから。
ハードを売るのでは無い。ハードを通じて得られるエモーションを楽曲と共に高い品質で提供する。それが「趣味としてのオーディオ」であろう。嘆く前に、新しいパラダイムであるべき姿を再構築しようぜ。

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2022年9月 2日 (金)

値上げのげに恐ろしき

燃料食材に加え、電子部品や金属材料も値上がりしている。

結果、金属と電子部品でできているオーディオ機器が暴風のように値上げしている。

昨今バタバタ購入したスピーカーやウォークマンもしかり。ウォークマンは1割、すげぇ方のスピーカーに至っては4割増し!

男の趣味商品はその多くが「高価で生活に役に立たない」(≒無くても困らない)であり、応じて値上げで家計に与える影響は大きく、家族会議のうえ打首獄門という沙汰になることが多い。

各位。買っておけw

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(ZはDCD-SX11と同じ値段かよ)

2022年8月24日 (水)

五條真由美・96k ~NO PRIDE,NO LIFE!を聞く~ #ハイレゾ #precure #プリキュアCD @utatane_maiko @MIKE_Sugiyama @precure_marv

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【要約】
・推しであるという忖度抜きにプレイリストに放り込んで持ち歩きたい佳曲である
・伸びのある高音と押しの強い低音が対立軸を構成し、力行する蒸気機関車のように剛直に展開する
・まいこヴォーカルはまるでモデリングされて耳元に降り立ったかの如く、一つ一つの言葉同士のつながりまでマイクロセカンドオーダで解像される。発音の口の形、唇の動きが見えるよう
・一方、バックトラックが盛られた結果、ヴォーカルが埋もれがちであり、スピーカーでのリスニングの場合、ツイーターを耳に向けるなどセオリーに沿った配置を工夫したい
・ハイレゾ(※)は倍音豊富な生楽器でこそ真価を発揮する。まいこヴォーカルとシナジー発揮できるアレンジを是非

【冒頭の能書き】
「北川さんもMachicoさんも歌ってるのに五條真由美だけえこひいき!」
まぁまぁ。まずその辺の理由。プリキュアシリーズは2004年に始まるが、そのオープニングを歌ったのが五條真由美である。番組の人気もさることながら、作品世界を反映したオリジナルのヴォーカル曲については、「青春賛歌」というか、「ジュブナイル音楽」というか、要はプリキュアであるというフィルタを外しても、女の子達の日常や未来を応援する大変優れた内容と言って良く「プリキュアソング」(プリソン)という1ジャンルを確立したと言っても過言ではない。それはとりもなおさず、五條真由美がベストマッチした成果だと言える。このシリーズのハイレゾ音源化はこの2~3年ほどであるが、この時点で(プリキュアに限らず)アニメの楽曲はそのまま声優が歌うというスタイルに変化しており、「五條真由美をハイレゾで聞く」タイミングはなかなか得られなかった。それがこのほど、メインヴォーカルとして、しかも96kHz/24bitという高いレートでリリースされたので奮って飛びついた次第である。「待ってました」。

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https://www.e-onkyo.com/music/album/mjss09321/

以下、自分で言うのもアレだが、国内でプリキュア鳴らしてる者の中で最高ランクに近いであろう機器で聞いた結果を書いて行く。NASよりデノンDCD-SX11にて再生、バランス接続でアキュフェーズE-470へ送り、バイワイヤリング接続でTAD-ME1にて鳴らしている。
……なおデリシャスパーティプリキュア自体は笑いながら毎週見ている。

 

●楽曲自体の感想

タップして再生すると度肝を抜かれて裏切られる。ドラムが部屋揺るがしてリズムを刻み、走り出すその様は発進加速の蒸気機関車のよう。歌詞はプリキュアだと事前に聞かされていれば納得できるが、そうと知らなければパワフルなガールズロックそのものである。作詞のマイクスギヤマはプリキュアに関わって長いが、この「プリキュアとしてもそうで無くても」通用するリリックを獲得しているのは流石である。曲想に負けておらず、相互に引き立て合い、ヴォーカルを伸ばす……。適切なトライアングルバランスを確保している。

●音質

まず「アニソンのハイレゾ」に多い「のりぺったん」ではない。そこは安心して欲しい。
さていの一番に触れたいヴォーカルの表現力である。長く五條真由美を聞いているので彼女を軸に語るが、例えば「♪たいせつなものがひとつひとつ」という「発音される文字のひとつひとつ」が切り取られ、その発音をする口の形や唇の動きが目に浮かぶレベルで解像される。それはライブ会場でマイクを通さず聞こえてくる「間近に立つ五條真由美の声」そのものであり快哉である。ちなみにCD音源の五條真由美と比較すると、CD版は少し張り詰めた感と伴う硬さ、高域方向の寸詰まりがあり、まいこ(=五條真由美のニックネーム)ヴォーカルハイレゾの恩恵は十二分に発揮されていると言って良い。
一方、楽器の再生においてそれは高周波成分の充実と、応じた音像定位感の向上に現れる。対して本楽曲はドラムス・ベース・エレキギターメインであり、倍音を中心とする高周波方向のポテンシャルを生かしている、とは残念ながら言えない。音が前へ飛びだしてこない。ここは弦ものやブラス、ピアノを動員して更なる高みを目指して欲しい。大丈夫だ。フルオーケストラのバックトラックでも五條真由美は対抗できる←プレッシャー与えてどうする
ダイナミックレンジ・鮮度は頑張っている。ただ、オーディオ評論の定番に使われる曲群に比べるとキムワイプ1枚のベールをかぶるか(どんなたとえだ)。また、バックトラックが強いので3人ヴォーカルにかぶる(歌詞が聴き取りづらい)瞬間が少々ある。とはいえ、ハイレゾを買うような層は応じた機器と知識を持っているだろうから、スピーカーとの正対を変えるなど創意工夫で補えばいいだろう。イヤホン/ヘッドホン聴取ならてっぺんで聞こえる声を中心とした密度高い音場が得られる。なおプリキュアシリーズはメリハリがある若干ドンシャリでちょっとハイが強い音作りであるが、これはカップリング(というかメイン)の「ココロデリシャス」と共にクリアで透明かつ素直な傾向であり、元の良さを生かそうというアレンジを感じる。
あとそう、Machicoは歌い慣れた感があり、北川理恵はシリーズ歌い始めた当初に比して「長足」の進歩が聞こえる。

●まとめ
・推しであるという忖度抜きにプレイリストに放り込んで持ち歩きたい佳曲である
・伸びのある高音と押しの強い低音が対立軸を構成し、力行する蒸気機関車のように剛直に展開する
・まいこヴォーカルはまるでモデリングされて耳元に降り立ったかの如く、一つ一つの言葉同士のつながりまでマイクロセカンドオーダで解像される。発音の口の形、唇の動きが見えるよう
・一方、バックトラックが盛られた結果、ヴォーカルが埋もれがちであり、スピーカーでのリスニングの場合、ツイーターを耳に向けるなどセオリーに沿った配置を工夫したい
・ハイレゾは倍音豊富な生楽器でこそ真価を発揮する。まいこヴォーカルとシナジー発揮できるアレンジを是非

ツウぶった書き方をするなら「マーベラスはようやくハイレゾに作り慣れというか方向性を見いだしたか」。この方向なら歓迎なので、願わくば生楽器を多用し、高周波方向の充実を。シンセサイザは「その周波数」しか出さない。

デリシャスマイル♡

引き続きキラキラに幸あれ。

(文中敬称略)

※プリソンファンの皆さんへ「ハイレゾ」とは何ぞや
CDやDVDの音声を遥かに超えるデータ量を利用して供給される楽曲群を言う。CD1枚には「640MB」のデータが入るが、この曲の場合「1曲」で110MB使っている。High-Resolusion=高解像度をカタカナ英語で略してハイレゾである。
特徴は超音波領域まで録音されていることと、音の強弱を表現するステップ数が多いこと。「超音波?聞こえない音を入れてどうする」ハイレゾアンチはこれを言うが、CD規格(44.1kHz)では可聴限界「20kHz」の音を波1コあたり4つのデータで記録する。この曲の場合「96kHz」なのでだいたい10コで記録する。どっちが正確に元の音波に戻せるか論を俟たないであろう。専門用語を使うと「高域の位相再現性が違う」のである。
強弱について言うとCDは16bit=2の16乗=65536ステップ。こちら24bit=16777216ステップで文字通り桁が違う。合わせて「微細で俊敏な変化」に追従した精密で情報量豊かな音楽が聴ける。なお、本文中出てきた「のりぺったん」は、解析ソフトを使うと曲の波形が焼き海苔を貼り付けたように見える、抑揚も強弱も、この1670万ステップの恩恵が感じられない楽曲・アレンジを揶揄していう。

※ハイレゾを聞くには
書いたようにCDで供給するにはデータ量が大きすぎるのでインターネットのダウンロード販売となる。ウォークマンなどの対応した機器に移すか、「ハイレゾを受け付けるDAコンバータ」(またはこれを内蔵したオーディオ機器)にUSBで供給する。とりあえずこれだけで聞くことは出来る。スピーカーやイヤホンには超音波を再生できないスペックの機材も多いが、別にそこへハイレゾ流し込んでも聞こえないわけではないし、壊れるわけではない(さもないと昭和の昔から存在する「レコード」は、そもそも超音波が入っているので使えないことになってしまう)。なのでとりあえず何らオーディオ機器を持っている方は「ハイレゾを受け付けるDAコンバータ」を用意していただければ。ポータブルにイヤホン・ヘッドホンで運用されている方は機械を対応機に変えていただければ「ハイレゾのプリキュア」に邂逅できる。

幾つか機材をリンクする。さぁ、一線を越えちゃえw

・DAコンバータ→ifi_Audioとか無難
・DAコンバータ内蔵オーディオアンプ→まぁ、DENON
・ポータブル→ご存じウォークマ

2022年8月19日 (金)

#ハイレゾ 突如WH-1000XM5 @SonyStoreNagoya @sony_jpn

★22/8/27 飛行機乗ったので結果追記

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【目的】次回出張が航空機に決まり、またかよということでZX1の頃に使っていたノイズキャンセルイヤホンの復旧を試みたが、どうにも充電が始まらず。で、この人をポチった。ソニー直販であれこれ割引付けて40K円なり。あちこちの雑誌や評論でなにがしかの賞やポイントをもらっているの知ってるが、ノイズキャンセルとBluetoothと96k対応のDAC内蔵しててMDR-1AM2と似たような値段であるから、それを下回る程度の音質であると容易に想像が付く。だから音質は考えちゃいない。ハイレゾ突っ込めてNC効けばそれで良い。というレベル。なお、ハイレゾは基本、有線で突っ込む。すなわちNCしか使う気は無い。

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【音質】高級()ウォークマンNW-WM1AM2から「まかせて☆スプラッシュ☆スター☆」を突っ込む。有線接続・NC有効。MDR-A1(M2ではない)に比して、ザワッとしたノイズ感が抑えられ、整理されたすっきり感がある。ただそれはNCをおっかぶせた結果微妙なニュアンスを削っているのかも知れぬ。MDR-M1STに比して「モニター的張り詰め感」は抑制され、「聴き疲れ」は起きにくい傾向と考える。
周波数バランスは低音がボン付くまで言わんが強い。車載オーディオの如し。「いや、これがいいじゃん」という向きもあろうが、リファレンスがSTAXなのでチト濃すぎる。そこで使ったことのなかった1AM2の音質調整をアレコレいじる。DSEEを効かせてフェーズコントロールをタイプAのHIGHにセット。ああ、好きな傾向だ。

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プリキュアで音質調整したのでプリキュアモードと名付けて記憶させる。「プリキュアモードにスイッチオン」である。

ハイレゾ代表でヴォーカルはサラ・オレイン「Fantasy on ice」を聞いてみる(96/24)。サ行がザラつくかな。スケールは大きいがやはりニュアンス成分はかなりスポイルされる印象。ただ、ソニストやeイヤホンで聞いた時より「ショボさ」は感じない。過渡特性は鈍る。TADやSTAXの「カチカチ切り刻むような」解像感は獲得できていない。

ハイレゾのクラシックKOIKEStringsでシューベルトの「ます」(DSD11.2)バイオリンがすこしクドい。わりに倍音ゆんゆん感は少なくて過渡特性が~という結論。高音ではちょっと金属的に聞こえることも。西山まりえのゴシックハープの「ピン」と弾ける音は過渡特性が~かな。ただ、何せノイズフロア自身は圧倒的に下がるので、クラシックの微弱音はそこそこ行ける。

【ノイズキャンセル】

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今回搭乗したのはボンバルのこんな小型機で、しかも座席前の方だから、そもそも騒音は少ない方。タキシング(自力で滑走路までえっちらおっちら走ること)最中にCAの非常対策実演が終わったところでNC起動。

ご~→カー

みたいな。「ほぼ、気にならない」レベル。以降テイクオフ、上昇、水平巡航等、ノイズレベルが上がることは無かった。

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公式のグラフのようなものは縦軸の数値がないので技術資料としては首を傾げるが、まぁ30dB近く下がってるんじゃないの?先にイヤホンにコンプライで「騒音に打ち勝つ」使い方をしたが、今回は「打ち消し」で着陸後の疲労度はかなり違う。低域には余り効かないようなグラフだが、一番音圧の高い「ゴー」がかなり消えてるので実用性は高いわ。音質への影響は余り感じない。なお、夜の自室とか「静かなはず」の環境でもこれかぶって外すとたくさんの音が聞こえ、ひっくり返して細かいノイズ拾って打ち消してくれてんだなと。

【その他】よく見たらマイク通話可能で、要はワイヤレスヘッドセットとしても使えるとのことなので、そのまま会社パソとペアリングして在宅の会議で使う。特にこちらの声に対する文句は来なかった。ワイヤレスはキーボードガチャガチャしながら使う分にはその恩恵が存分。なおネット会議システムとしては最高峰の音質であり、これで聞く分には音質はすこぶる良いw

【まとめ】先に店で聞いた時ピンと来ず、余り過度な期待をしていなかったせいか、「長時間聞いててもOKでなかなか良いではないか」と個人的に納得している。それなりのコンポーネント飼ってる方には「代打になるか?」と言ったらNO。4万円のヘッドホンの音か?と言われるとワンランク低いと言わざるを得ない。ただNCによるノイズフロアの低下はポイント高く、クラシックも「そこそこ」聞けるので、実用性は高いと判断する。

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あとそう、有線使用がメインになるが、付属のケーブルはちょっとかわいそうだ。Bluetoothが基本で有線は電池切れ等非常時前提だろうから仕方ないのだが。

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ちょっぴりリケーブル。オヤイデHPSC-35。102SSC銅線とロジウムメッキプラグ。太くて鮮度が高くなった。周波数バランスも良い。まぁ、細い線は単純にインピーダンスが高いので減衰しますわな。そこを補った形。

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なお、グランド分離やバランス駆動など4極ケーブルではモノラルに聞こえてしまい使用不可。

2022年8月14日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(5・終)

●音質劣化の因子

「音質が悪い」というのは「元信号と異なる」ということであるから、

・必要な信号が不足している
・余計な信号が付加されている

どちらかか、両方であろう。ひずみやノイズが加わっているのは後者で、電源電圧低下やノイズでマスクされている場合は前者だ。ところで、

・USBはデータ伝送の規格だから、USBケーブルを変えた程度で音質は変わらない
・USBで異常が起きてデータ伝送に失敗すれば、音質が変わる前にブツッと切れる

この「定説」と、巷間言われる「音質差はある」の差はどこにあるのか、の答えであるが、一つ言えるのは、「USBでデータ伝送に異常が起きても、インターリーブその他の工夫で異常を検出し、補正する」という動作が入ることと、最終兵器として「どうしても復旧できなかったデータは前後のデータから類推する」という処理が入っている、ということだ。それでもお手上げの場合に初めて「ブツッと切れる」ことになる。

●USB接続が音質に影響を与えそうなこと

①伝送するデータそのものへの影響
要するに音楽データそのものが損傷する。損傷レベルが訂正符号等で復旧不可能な場合「補完・類推」で「作られる」ことになる。それはCIRCで規格された内伸であったり、前と後ろを足して2で割るなども再生機によっては行っているかも知れない。これらの場合、失われたデータに何らか俊敏な変化をしたデータ(=高周波成分)が含まれていれば、それは失われる。こうした補完が多数発生すれば、周波数の高い成分から情報が失われて行き、ニュアンスや、高周波成分が支配する「音像定位感」が不足する、こうなる。

②USBが動作することで周囲に及ぶ影響
要するに周波数の高い電気信号を流すことで、ケーブルから電磁波を放出し、空間的に距離がある周囲のオーディオ機器にノイズとして侵入する可能性が考えられる。そもそも、「パソコン」というギガヘルツで動き、様々な電線の繋がった機器から生えてる電気のヒモであるから、電気的に直接繋がっていなくても、毒電波放射源が近くまで来ていると考えた方がむしろ自然。この場合、デジタル系の動作の他に、アナログ音楽信号の段にまで毒電波として入り込み、繊細な動作を要求されるアナログ系に悪さをしている可能性はある。

③その他
誤り訂正やデータ補完は応じて電力を食うので、再生機の電源への負担が増加する。アナログには平滑で俊敏に反応する電源が必要だが、デジタル処理にリソース食われると不安定になったり遅れたりする。それらはアナログ波形の変化(反応や振幅の遅延)として顕在化する。

●要するに?

①USB接続で推定される音質劣化の因子は、楽曲データそのものの異常と、USB由来のノイズ・電磁波による受信側オーディオ機器の不完全(≒完璧でない)動作の大きく2つである。これらによって音質が変わる可能性はある。
②「音楽専用サーバ」はコンピュータではあるが、一般のパソコンと違い、音楽再生以外の機能は有していないので、ノイズは少なくUSB伝送リソースにも余裕があり、①のいずれも可能性を減らすことが出来る
③USBケーブルは短いに越したことはない
④USBケーブルに対する「シールド」は、電気回路技術の基本……データ線をツイストペアにし、グラウンド電位で全体を覆う……程度で充分である、というか、これに則っていること
⑤USBにおける「データ線と電源線を分ける」設計はパソコンに依存しない安定でノイズの少ない電源を与えるため、安定したデータ伝送・ノイス放射抑制に寄与すると考えられる。ただし、電源は専用の別電源とし、送り出しのパソコンは、USB駆動リソース確保のため、音楽再生以外の作業は極力やらせないようにすることで最大限の効果を狙うべきである
⑥再生機におけるノイズ対策も重要である。USBを絶縁して受信する。デジタル系をシールドする。アナログの電源はトランスの2次側から分けて独立して安定化させる……等々、考慮された再生機を選ぶ

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●まとめ
1.送信側、再生側とも応じた対策がしてあって、USBが短ければ、USB自体が音質に与える影響はほぼない
2.ひっくり返して、USB伝送距離が長いなら、シールドや電源・データ分離構造のケーブルを使うことで音質向上の余地が出てくる

こんなところか。まず、ハード固めて微細な変化をケーブルで行う……オーディオの良くあるパターンに落ち着いたと思うがいかがか。

パソコンに音楽取り込んでUSBで聞こうなんて手合いは、ほぼほぼハイレゾ指向であろうから、再生機はまぁ、それなりのグレードと推定している。しかしパソコンのUSBはオーディオなんか考えちゃいないので、「とりあえず動けばいい」程度のものもあるかもしれない。
だったらまぁ、ケーブルよりはサーバをかねて「Soundgenic」あたり置いた方が動作も安定して幸せになれる。「USBはオーディオ信号送信専用に使う勢い」と「USBの距離は極力短く」、まずはここに注力すべきだろう。線の材質=直流抵抗なんて相当長い距離じゃないと影響は出てこない。むしろ受信端のインピーダンスマッチング(差動の場合90Ω)ちゃんと取れているか気にした方がいい。

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本シリーズ記事は以上。理屈で動いてるキカイなんだからある程度理屈を理解しましょう。「理屈はさておき最後は耳だ」そうかも知れんが、試してみてたいしたことなかったらコスパ悪いどころの騒ぎじゃないすよ。

(おわり)

2022年8月11日 (木)

40年目の着地点 #ハイレゾ

ガチ仕様のオーディオがまとまった感があるので記録として書いておく。表題の通り40年がかりでここまで来たので「これから」という人には余り参考にならない。

●基本

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音源は基本的にハイレゾとし、NAS(Network Attached Storage)=家庭内ネットワークに接続したサーバから再生する。サーバ内音源はCDからリッピングしたものは原盤のCDを、ダウンロードしたハイレゾについてはDVD-Rを用いた「DSDディスク」を製作してバックアップにするとともに、SACDを含めてサブの音源として用いる。チューナ/録音機は対象外とした。

●サーバ/プレーヤ

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サーバはI/Oデータの「Soundgate」RA-A23C5Fとし、デノンDCD-SX11にUSBで接続する。再生アプリは「JRiver Media Center」(有料)である。トラブル時およびラジオ放送(rajiko)をこのシステムで再生する際はパソコンからUSBでSX11へ接続する。

●アンプ

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アキュフェーズE-470。SX11からはバランス接続で入力する。

●スピーカ

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TAD-ME1。E-470からはバイワイヤリング接続としている。

●サブ系統

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要するにスピーカーででかい音を出せない場合の傍流としてスタックスのシステムを備える。ドライバはSRM-323S。イヤースピーカはSR-L500。アンプの録音出力からアンバランス接続。

●ケーブル類
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青いUSBがサーバ=SX11接続用でゾノトーン「Grandio USB-2.0」 60cm。緑色のがパソコン=SX11接続用でオヤイデ「d+USB Type-C classB」青いバランスがSX11=アンプ接続用でアキュフェーズの2万円の奴(現行製品だとALC-10Bが相当)。茶色いのがアンプ=スタックス接続用でオルトフォン5NX-505 。電源(コンセント)用は製品のママ。なお、スタックスはアースを取ってある。

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そしてアンプ=スピーカ間はクリプトンのバイワイヤリング用「SC-HR2000」で、バナナ端子等は使わず直締めとしてある。

ハイスピード・高解像度・明確な定位と深い音場……在宅当然の折、電源を入れるのが楽しい。

当面、これで戦える。

と、思うw

2022年8月 7日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(4)

●S/PDIF

「CDプレーヤ」というシロモノを、「CDからデジタル信号を取り出す機械」(トランスポータ)と「デジタル信号を音楽信号に復調する機械」(DAコンバータ)とに分けた「セパレート型」という形態にしたのは日立である(1984年)。このとき、デジタル音声信号は周波数帯域にして2MHzに及ぶことから、伝送用には映像用(当時NTSC規格4.3MHz)に対応した同軸ケーブルを用いた。その後登場したアキュフェーズのセパレートでは、モータ制御系の多いトランスポータを電気的に切り離したい、という目的から、デジタル信号を光の明滅で送る「光デジタルケーブル」(東芝のトスリンク)を導入した。で、「同軸デジタル」と「光デジタル」が令和の今に継承されるのであるが。

今日び、こいつらケーブルを求めようと店や通販サイトに行くと、HDMIやUSBによるデジタル伝送と区別するためか、「S/PDIF」というカテゴライズで売られている。S/PというのはSonyとPhilipsを意味する。ソニーは言わずもがな、フィリップスはオランダの電機メーカであり、ソニーと共同でCDというシステムを開発したメーカである。「フィリップスって電気シェーバーの会社じゃないの!?」という感じだが、そもそもCDの親分に当たる光学式ビデオディスク「レーザービジョン・ビデオディスク」(レーザーディスク)を開発し「光ディスク」という奴を世に送り出したのは他でもないフィリップスである。

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レコードのサイズ(直径30センチ)だったが、ここにデジタル化された音楽信号を入れた「デジタルオーディオディスク」として、レコードに変わる商品に仕立てようという流れを経て、持ち歩くことを目した手のひらサイズ直径12センチの「コンパクト」・ディスク・デジタル・オーディオ・システムが生まれるのである。なお、フィリップスの技術自体は現在デノンと同じ資本に属するマランツブランドに継承されている。

前置きが長くなったが、そんなわけでUSBで送られた「データ」は、最終的にS/PDIF=Sony Philips Digital InterFaceに準拠した「信号」に復調される。そしてここに、「顕微鏡サイズの凸凹にレーザ光線を当てて戻ってくる/来ないを検出する」という、心許ない仕組みのゆえに仕込まれたデータ誤り検出・復元の技術が採用されている。大きく分けて次の2つ(実際には3つ)の技術である。

1.CIRC

cross-interleaved Reed–Solomon code クロスインタリーブ・リードソロモンコード。賢者で名高いソロモン王にちなんだみたいな感じだが、リードとソロモンは開発した技術者の名前である。この仕組みは「クロスインターリーブ」と「リードソロモンコード」に分かれる。

①クロスインターリーブ
これは元々「123……と順番にデータを読み出したいが、1を読んで処理している間にディスクが回転して2の領域を行き過ぎている。2を読むためにはディスクが1回転して戻ってくるのを待つ必要がある」という問題を解決するために、「じゃ最初から2を読めるタイミングに2をずらして置いておけばいいじゃん」という発想の元、データを並べ替えた(インターリーブした)ものである。エラー訂正というよりは、その時代の回路・CPUの遅さをリカバリする技術と言って良い。現在のハードディスク、そもそも円盤を持たないSSDには「遅さのリカバリ目的」では採用されていない。ただ、これの副産物として

123456789
142857369

並べたデータの赤文字の部分をエラーで読めなかったとしよう。上段だとごっそり抜けてしまうが、下段「インターリーブ」されたデータセットの場合、並べ直すと1×34×67×9となり、×の部分は前後のデータからその中間じゃね?という推定で補間ができる。これを利用し、エラー対策としてある。

②リードソロモン符号
まず、「8ビットのデジタル信号」を0から少し書き並べる。10進数の0から7に対応する。

00000000
00000001
00000010
00000011
00000100
00000101
00000110
00000111

「0」だらけ「1」だらけのデータセットが多いのがお分かりと思う。正しいタイミングでどっちなのか判断できないと「0や1がいくつ連続なのか」分からなくなる、と類推できるであろう。

なので。

一定のデータセットに対し、読み替え用のデータセットをあてがう。123456789をABCDEFGHIに変換してディスクに書いているようなものである。復調の際はAと読み取ったものは1に読み替える。

で。

リードソロモンコードでは、「ABC~」側の生成に対し、線形代数の「ガロア体」の概念を使っている(説明しない)。要はこれにより数学的な一定の法則の下に「ABC~」側を生成し、誤り訂正の符号を付加して「記録・送信用の信号列」とすることで、受信側で逆演算して誤りを訂正して復調できる……と理解されたい。

2.EFM変調
eight-to-fourteen modulation:8→14変調。CDは16ビットなのだが、8ビットごとに14ビットの別の信号に置き換えて記録してある。
これは↑に書いた「0や1が連続して正しいタイミングが分からなくなる」ことへの対策の一つで、「二進数の2つの"1"の間に最小で2個、最大で10個の"0"が必ず入るように選択」されている。すなわち人(具体的にはフィリップスのイミンク:Kornelis Antonie Schouhamer Immink)が工夫して考えたデータテーブルである。

10進 2進 EFM
0 00000000 01001000100000
1 00000001 10000100000000
2 00000010 10010000100000
3 00000011 10001000100000
4 00000100 01000100000000
5 00000101 00000100010000
6 00000110 00010000100000
7 00000111 00100100000000

まぁこんな具合(8ビット全部=10進数255まである)。言ってみれば「暗号セット」で、どんなオーディオ機器もこの読み替え用データテーブルを持っており、これを参照して「生のデジタルデータ」にたどり着いている。

●ここまでのまとめ

楽曲信号→PCM/DSD変換→生データ→CIRC処理→EFM変調→(CDやデジタルオーディオケーブルでやりとりするのはここ)→パケットに切り分ける→(USBでやりとりするのはここ)→記憶装置内のデータ

以上「前座」。全部読んで下さった方はお疲れ様でした。あ、専門家の皆さん、これオーディオヲタク向けにかなり端折ってますので突っ込まないでね。
ではUSBケーブルで音質が変わる要素はどこでしょうw

次回・最終回

2022年8月 6日 (土)

まぁ、こんなもんか #Walkman #ハイレゾ

Fzdxuqvqaau9_9

高級()ウォークマンさん1AM2。イヤホン自体は実力派だったので、ケーブルとイヤーピースで好みにチューニングした。ケーブルは澪標極、イヤーピースは結局、左右とも高級()イヤホンZ1R用の「トリプルコンフォート」サイズMSとした。同じ名前のイヤーピースはIER-M9にも付属してるのだが、Z1R用の方が滑り落ちにくい。とはいえ長時間使うと耳が痛くなるので、出張時はコンプライさんとしている。

内蔵の音質機能、DSEEやDSDリマスタリングは結局使わずストレートデコードとしている。古い音源はビット拡張するより素のままの乾いた音の方が切れ味が良いように感じるためだ。DSDは高音が丸くなる。バランスの悪い音源をごまかすときに使う。

当面これで「音質面」では戦える。問題は澪標が「重い」こと。ケーブルってよく考えると「金属の塊」で、撚り線を太ましくすれば応じた重さになって当然。

クリップを用意しないと。え?クリップ変更による音質の変化をリポートしろ?

変わったら怖いわw

2022年7月31日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(3)

●USBの「パケット」の中身

……オーディオじゃなくてコンピュータ技術の豆知識だわ。

①1msごとに送られる「フレーム」にデータが入っている
②フレームは「SOF」と呼ばれるパケットと、その後ろに並んだ複数の「トランザクション」で1セット
③「トランザクション」の中身は複数のパケット
④パケットにいくつかの種類があり、データは8バイト(64ビット)単位、最長1024バイトまで。
⑤パケットのラストにはエラー確認用のCRCが5ビット付加される

20220731-010047

そーす

何言ってるか?列車に例えると、

①ミリ秒ごとに列車が来る
②「SOF」は機関車。トランザクションは客車
③パケットはデータをカバンに詰めたお客さん。乗れる人数やカバンに詰められるデータの量は決まっている

で、本来のUSBでは「送ったよ」「届いたよ」みたいな確認通信の規格(ハンドシェイク)が入っているのだが、今回はオーディオ用で送りつける一方(アイソクロナス転送)なので、その辺の説明は省略。

※SOF:Start of Flameフレーム始まるよ宣言
※CRC:Cyclic Redundancy Check巡回冗長検査……送ったデータを一定の長さで区切り、それをある数で割り算した「余り」を入れてある。データを受け取ったら同じ割り算を行い、余りの値と比較。一致すれば正しく送られた。そうで無ければ誤り、と判断するチェック機能

うんざりしてきた方も多いと思うが、ざっくりまとめると「細切れにしてデータを送る」だけの話で、データが間違っていればそうと判る、というのがこの記事の言いたいこと。「音質」に繋がる要素がまるで見当たらないのだが、ひとつ言えるのは、送れるデータは8バイト単位の倍数で、1ミリ秒間隔。これはオーディオのデータを送ろうとすると、

CD規格の場合1秒に44100回データ化している→1msで送るべきデータは44.1回→0.1回なんて送れないので44回分を送ったり45回分を送ったりして受信側のメモリにため込んで後で補正。

こういう作業が生じる。パケットのデータ自体までは正しいとしても、パケットから取り出したデータをオーディオ用として整理・整形するところに、クロックがずれて「111」を「11」や「1101」と勘違いするようなリスクがないではない、となる。

ただ、それは実は「CD」を開発する時点で真っ先に懸念された事態で、「測定された音楽信号の電圧値をデジタルデータに変換したそのまま」を取り扱うわけではない。

引き続きその辺の話。難しいのピークw

(つづく)

2022年7月24日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(2)

●USBの電気的な規格

ああ、めんどくせぇな。

USB=Universal Serial Bus。同じようなコンセプトで書かれたweb上の記事は個人制作が多く、コピペ引用しづらいのであるが。

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引用元

このブロック図の左上、Vbus/D+/D-/グラウンド……が、USBコネクタのぞき込んで見えてる4つの端子である。D+/D-がデータそのものを送るための線で、D+とD-は常にプラスマイナスが逆になる形で送られる(差動伝送:オーディオ的にはバランス伝送と一緒)。原理は省くが、この方式をとることで、Dラインにノイズが入り込んでもデータを正しく受け取ることができる。

Photo_20220724183101

(Wiki)

逆に言うと、D+とD-は常に電圧差を持った高周波信号であるから、こいつらだけでトランスや絶縁ICを動かすことができ、送信側の電源と接続することなく、データだけ受信する回路構成を取ることができる。

●USBの伝送方式

いっぱいあるが、オーディオ用に使われているのは主にこいつ

・アイソクロナス伝送

Isochronous。等時性、みたいな意味。簡単に言うと、同じUSBケーブルに載っかっている他のデータを押しのけて、自分専用に一定間隔でデータを送る権利を持つ。これを使ってデータをガバガバ送る。1ミリ秒ごと、すなわち1秒間に1000回らしい。

で。

・アシンクロナス伝送

 Asynchronous。非同期式。要は送信側は一方的に送りつけるので受信側で適切に対応しろ、というもの。送信クロックは送信回路内で生成し、エラー訂正等の機能は持たない。

Photo_20220724185501

パイオニア

「USBを使い、電源を接続せずアイソクロナス伝送のアシンクロナス伝送」を行うことで、送り出し(パソコン)側の電源や伝送中に含まれるノイズの影響をかなり低減して受信している、ということになる。

今日はここまで。え?もっと難しくなるよw

(つづく)

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