太陽系のちょっと違うところについて
こんな話が。
【要約】
・太陽の内部の音速分布と、リチウムの存在比は理論計算と合わない
・過去、巨大な岩石惑星「スーパーアース」が水星より内側で形成され、太陽に落ちた(吸収された)とすれば上記2つの問題点は解決する
で。
太陽系ってヘンなのよ。
一般に「星」は重力でガスが集まって核反応を起こして光り出します。この際、全てが星になるわけではなく、残ったガスや重力で集まったチリは、周辺に集まって「原始惑星系円盤」を形成することがあります。
(おうし座HL星)
すると当然、中心星に近い方が「ガスは濃く・チリも多い」わけで、そこでガスや塵が集まって惑星を作ることがあります。それは当然、中心の方が「材料」も多いので、大きな奴が出来ます。
(作画:ちゃっぴー)
こりは人類が最初に見つけた「惑星を持つ太陽系以外の星」ペガスス座51番星。主星に一番近いところに大きなガス惑星。その外側に氷や岩石の惑星がある。
比して太陽系。主星に近いところは小型の岩石惑星で、その外側に巨大ガス惑星という構成。中心に近いほど材料が豊富……と合致しない。
で、考えられてきたのは、ガス野郎共(おい)はもっと太陽に近いところで形成され、重力と運動によって外側へ移動したという「マイグレーション」を起こした、というもの。彼がいなくなった空間に残った「ゴミカス」で出来ているのが我々地球たち、というシナリオ。もしここに「スーパーアース仮説」を加えると太陽系はもう少しややこしいし、「ゴミカス」の供給源はひょっとするとこの「消えたスーパーアース」だったのかも個人的には思ったり。ちなみに「何故、太陽に落ちた」という問いに対して「木星が太陽に近づいたからだ」と両者を結びつける研究もあるとか。
「いい感じに濃淡のあるガス円盤が出来てそれぞれ惑星になりました」という、教科書な物言いはどんどんダイナミックでドラマティックな内容に書き換わりつつある。


































最近のコメント