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2023年6月 1日 (木)

Stereo Sound ORIGINAL SELECTION Vol.8 「アリス」(SACDハイブリッド)を聞く @StereoSound_inc

●冒頭の能書き

「アリス」は昭和50年代に無双したフォーク/ポップバンドである。「チャンピオン」とか令和の現在まで歌い継がれている。そのベスト盤を、オーディオビジュアル情報誌「StereoSound」が現在の技術で高音質音源として発売したのが本作である。

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同社の通販でしか買えない。

さてこういうリニューアル・リマスタリング版は当時のマスター・テープの音源を現下最新のデジタル技術でデータ化する作業を伴う。磁気テープの品質(磁力)はどう頑張って保管しても経年劣化が避けられないので、データ化しておくことは文化継承ということで大いに意義がある。ただ、

高音質技術は現下演奏されている音楽こそを「聞かせたい音」を、より生に近い質で届けるのがあるべき姿ではないのか。それは現在進行形の新しい演奏家・気鋭の音楽家を広範高品質に届けることと親和性が高いのではないか。演奏家・技術どちらにも目利きである音響雑誌が本来すべきことはそうした啓蒙・頒布(アウトリーチ)ではないのか。

1日前の記事でWakanaさんのハイレゾ版レビューを書いたが、ようやく、ポップスでも「質の高い音楽家の楽曲をハイレゾで出す」という流れが出てきた。得られる音質も高まってきた。またその書いた気鋭の楽曲を高音質で……というのはオクタヴィアレコードなどが担っている。「定評あるものを再発」は一定数確実に売れるので、商売としては正解なのだが、最新・最高が過去を振り向いているようで違和感を覚える。

ぜーはー。

●音質は良い

ハイレゾ音源の特徴は高域の位相再現性が良いことである。「超音波を録音してどうするんだ」という反論があるが、超音波が録れる=人の聞こえる範囲は余裕を持って捉えている、ということである(※1)。対して古い音源では当時の限界もあって「聞こえる範囲」全体がしっかり録れているとは言いがたい。高音の質は「透明感」「抜け」「見通し」と呼ばれる質感の高さ、そして定位に効く。アナログは「そのまま」録るので超音波も含めて録れているのであるが、そこに至るまでの電子回路が古さの故に動作がのろく、過渡特性が悪い=超音波はおろか高音が減衰してノイズが多い、こうなる。このため、当時の楽曲を聴くと高音情報の足りない「丸い」音が多い。で、これをリマスタリングすると、抜けや透明感を持たせたいのであるが、元々入っていない高音を補う方法はないので、ただ単にギラギラした感じでバランスの悪い「令和最新型」が出来上がったりする。そんな中。

本作はバランスを崩すことなく透明感を獲得することに成功している。ギターとドラムスがメインだから、高音(倍音)の有無がリアリティに覿面に効いてくるピアノや弦がほぼ無いというアドバンテージもあるにはある。しかし不足音域を無理矢理持ち上げた感や、応じたギラギラした張り詰め・押しつけ感はなく、スッと、耳元へ届く。音を左右に振ったり、広げたりという作為が少ない点もあろう。震える振動板の姿を見ながら全身を音に包まれるオーディオの醍醐味って奴を味わえるわ。

アナログ・マスターテープのプレイバックには、厳正にチューニングされたスチューダー「A80」マスター・レコーダーを使用。一方、Uマチック・デジタル・マスターテープは、ソニー「PCM1630+DMR4000」によって再生、44.1kHz/16bitのデジタルファイルとし、D/AコンバーターPrism Sound「ADA-8XR」によってアナログ信号に変換を行なっています。

 エンジニア歴38年、三浦瑞生は多くの名アーティストと音楽制作を共にしてきました。そのレコーディング人生の中で、今回初となるアリスのSACD化でこだわり抜いたのは、新たなる音の命を吹き込むこと。

 その為、試聴を重ね幾多の録音機材の中から三浦瑞生が選び抜いたのが、ラインアンプとして準備した真空管プリアンプ「DRAWMER 1960」です。音の鮮度を最優先するためここでは機材に搭載されているコンプレッサー機能は一切使用していません。

ソース……どうでもいいがUマチックを使ったPCMレコーダは44.056kHzじゃねーのかステサン※2)

真空管回路を馬鹿にする気はない。どころか、トランジスタでは追いつけない超高周波の電波・通信用はまだまだ真空管が活躍している。すなわち「過渡特性が良い」のである。変にこねくり回すより良い。

さて透明感を得ていると書いたが、それはCDともレコードとも、令和スタイルのハイレゾ音源とも違う、独特のバランスと音の粒子感である。真空管の音か?そうでもない。軽さ(スピード感)があり、重心は少し高域寄りであり、肌理細かいが質の良いざらつき感を伴う。ボーカルは音像大きいがシュッと立っている。クリーニングに出してパリッと仕上がったYシャツの白さと硬さを思わせる。近いのはアキュフェーズでCD再生して作ったカセットテープの……

……それこそ「スチューダーとドルビーAの音」か?(※3)デノンDCD-SX11→バランス→アキュフェーズE-470→バイワイヤリング→TAD ME-1なんだけれども。

●まとめ

ムリせず・素直で・でも令和ハイレゾとはちょっと違う、品位の高さを感じる。アリスの楽曲CD時代になって何度か再発されているが、その音質に満足できない向きなら買って間違いないわ。「チャンピオン」とか展開の恬淡さに凄みが備わる。

まー、古い音源になるほど難しくなると思うが、こういう方向ならやってくれていいわ。けど、リマスター商売ばっかやってんじゃねぇぞ。

※1:「シャノンの定理」に従えば、音楽周波数の2倍の周波数でデジタルデータ化すれば元通り復号できる、とされている。しかし、正弦波の0度~90度~180度~270度~360度でデータ出来れば確かに元通りになりそうだが、

(前の315度)~45度~135度~225度~315度~(次の45度)でデータ化しても、同じ周波数でデータ化しているのに
┏━┓
__┗━┛こんな波形にしかならない。つまり音楽周波数がデータ化周波数(サンプリング周波数)に近づくと、再現性は劣って行く。要するにシャノンの定理が成立するのは特定の条件の時のみである。これを避けるためにはサンプリング周波数をギャン上げするほかない。正弦波を書くのに10個のデータがあれば、多少データ化するポイントがずれても元の正弦波になるだろ?

※2:Uマチックは最初に家庭用に発売されたビデオレコーダーシステムで、そこに映像信号の代わりにデジタルオーディオ信号を書いたもの。当時のテレビ信号「NTSC」のカラー映像は、1秒間に29.97コマで構成されており、この倍数でなおかつ※1シャノンの定理で可聴帯域20kHzを確保するサンプリング周波数で29.97×1470=44056Hzが選ばれた。専門誌なんだからちゃんと書いとけ。それともデジタル演算でリサンプリングしたのかな?なおCDが44100Hzなのはこの派生(1秒30コマ)。またDVDや地デジ音声の48000Hzや、ハイレゾ標準系列をなすその倍数は、24コマ(フィルム映画は元々これ)に同期している。

※3映画音声を中心に今もその文字を見る「ドルビー研究所」が、スタジオで使うマスター・テープ・レコーダのノイズ低減装置として最初に開発したのが「ドルビーA型ノイズリダクション」。これは規模が大きすぎるため、一般オーディオ用に簡略化したのがドルビーB型、C型、そして知る人ぞ知るS型で、カセットデッキに搭載されていた。

2023年5月28日 (日)

有機ELテレビジョンディスプレイXRJ-42A90K @sony_jpn @SonyStoreNagoya

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首記ディスプレイを導入した。レビューに先立って思いの丈をぶつけておく。長いよ。

●冒頭の能書き

アナログ時代のテレビディスプレイの最高峰こそはソニーのトリニトロン方式であった。受信したテレビ信号そのもので電子銃システムを駆動し、画像表示も電子ビームを照射されて発光するというメカニズムであったから、早く動き、ビームを絞り、そして発光体を探し求める……改善の要素は電気的・機械的に多岐にわたった。その積み重ねでシャープでクリアな画質追求が進められた。

そして20世紀後半、テレビ放送や映像メディアはデジタル化された。デジタルは「受けた信号をそのまま規格通りに出力する」ことによって一定の最低水準が確保される。一方、表示方式は液晶がカラー化された。

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(シャープ)

これは明るさを液晶の持つ「電気を流すことで光を通したり遮ったり」する性質と、RGB三原色の印刷されたガラス板を組み合わせて「どの色に光を当てるか」「どの程度の光を当てるか」でコントロールするものだ。液晶とその制御回路なんか電卓や腕時計で「難しくもなんともない」技術であったから、それをテレビに画素数分作れば良かった。この液晶の制御……すなわち「光を通すか通さないかのどっちか」はデジタル信号の根本「オンかオフのどっちか」と相性が良く好都合だった。要は信号処理も映像復元も「既存技術の延長線上」なので、一定の水準を持つモノが安く簡単に作れるようになったのだ。片や抱えて歩ける板に対し、こなた重さ80キロの真空のガラス管に顕微鏡サイズの幅で作られた金属のスダレを設置し、そこに正確に電子ビームを命中させるように磁力コントローラを手調整する……「テレビ」という機能が同じならば、質が高くても勝負にならない。デジタルは最低水準が誰でも得られると書いた。逆に言うとどう頑張っても規格された以上の結果は得られないのである。こうして「それ以上追希求しても勝負にならない」デバイスとなったトリニトロン方式、含めたブラウン管ディスプレイは敗者となり、表示装置の表舞台から姿を消した。

が、液晶は決して「高画質」ではないのだ。そのデジタルの規格を目一杯表現できているとも言い難い。

①「黒」が再現できない
液晶を「光通さない」状態にしても、完全に光を遮ることが出来ない。バックライトを消すわけにも行かない(他の部分が真っ黒になる)
②遅い
例えば「石けん水」も液晶である。電気信号に対して実際に所用の状態まで変化するのにタイムラグがある。
③表現範囲が狭い

要するに「常にぼんやり光っている画面でザラザラと動画が表示される」わけで、つややかなトリニトロンを見てきた者として、とても「追求しよう」と思えるシロモノではなかった。テキトーに工場の提携先メーカのテレビをたたき売りで買い、リビングに置いてきた。

そして15年経過した。

●有機ELとの邂逅とソニーへの回帰

有機EL。Electro-Luminescence。正確には有機EL素子を用いた発光ダイオードOLED(Organic Light Emitting Diode)による表示装置、ということになる。オーガニックだろ?w

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(KDDI)

発光ダイオードはアナタが今これを見ているスマホの背後で懐中電灯代わりに使えるアレである。それが最初から特定の色で光るものだ。だから「黒」の再現には消せば良いし、ダイオード=半導体だから制御指令に対する反応は即応だ、こうなる。色再現性はまだ改善の余地があるので夢がひろがりんぐとしておく。とりま液晶の不満ポイントであった①②は原理的に解決されるので、買い換えは液晶を選ぶ必然性はなくなったのだ。そして、リビングに置ける限界が42~43インチであるから、今あるラインナップからドコを選ぶか、となると、ELテレビの創始にして「画質追求」を知るメーカ……ソニーへの回帰となったのである。

では、本題。

●設置と初動

ソニーのショップで現物見て話を聞いて、家族会議で稟議した。購入するのみだが、また店に行くのも面倒くさいのでソニーのネットショップでポチッとした。ゴソゴソ割引が付いて王台以下の金額になった。これを会員特典の無金利24割。
で「お届け日は注文時に選んでください」とかあったのだが、気がつくと佐川サンから「本日お届け」のメールが来たのであった。え?目的の日に届けて欲しけりゃ佐川さんに持っててもらえ?ジャストインタイム反対派としてはそういう「物流業者に押しつけ」は好まないので、日曜日だしそのまま届けてもらうことにした。

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ペラい。設置用の板とか入ってるのでこれで20kgくらいある。でも、ブラウン管の32インチなんか大きさ・重さの両面から一人で持てないわけで、一人で抱えて来られるだけ進歩。ただこの人「持ち手」がないのよね。梱包はもう少し工夫が欲しい。

スタンド組み立ててスロットイン。ねじで締めて出来上がり。元々は合わせてオーディオやレコーダの配置換えをもくろんでいたが、とりあえず見られるようにまでしておく。なのでただのすげ替え。電源・アンテナ・レコーダとのHDMI結線だけした。

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「パソコンみたいだ」とは娘の弁。まぁ正体は「テレビ放送受信機能を備えたGoogleタブレット」だし間違っちゃいない。ネット接続とグーグル垢へのログインは後回しにして、メニューに従い初期設定。郵便番号から地デジを拾わせて、ヤマハやマランツのAVアンプでおなじみのマイクを使った音場補正。

●画質・音質・機能

テレビ受信。

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「おお~」

深く沈んだ黒と、そこからもたらされる豊かな階調表現とコントラストは液晶をゴミにする(暴言)。アップコンバートされた「ウソ高解像度」だが、応じて奥行きが出るので、臨場感・立体感が備わり、動く画像だとこっちがその場にいて動くような錯覚を覚える。もちろん、動画像でざらざらしたりしない。液晶ではどんなに「高速で駆動」しても1秒30フレームの変化には追いつけない。

では目玉。「4K」は。

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なんで「篤姫」なんだよ。4Kにアプコンする意義あるのかこれ。あ、B-CAS電話しなきゃ。このご時世で「電話」。

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相撲中継まで待って、力士のお尻である。上気した肌の質感や筋肉の付き具合まで判る。撮ってないが土俵上砂の質感とか感心するほどだ。砂見るために4K対応買ったわけじゃないが。

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画素の比較。←液晶・EL→。なお偏光フィルタ付けてないので真横近い角度から見てもちゃんと見える。

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周辺機能を見てみよう。パナのレコーダはARC対応端子につないだら双方向で通信して認識したらしく、特段何か設定せず「録画機一体型テレビ」として機能し始めた。録画した番組を見たければ録画リストをいきなり押せば良く、コトが済んだらテレビのチャンネルボタンを押すか、電源を切れば良い。そして「テレビを見る」に際しては「見たいチャンネルのボタンをいきなり押す」だ。なおこの場合「レコーダのリモコンでテレビが操作できる」環境が提供されるが、これはリモコンからソニー操作用の信号が出るわけではなく、レコーダがHDMI経由でテレビを従わせるモノのようだ。

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娘の手持ち「呪術廻戦」ブルーレイ。24フレームで再生された。ダークな画調の作品だが、黒み成分が豊富で潰れない。音質は「男の声の太さ」を良く表現し、されど、テレビの自称高音質にありがちな「ブーミーで出しゃばる低音」ギリ直前、といった案配。

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(ソニー公式)

この人「画面全体発音体」なのだが、この効果は確かにあって、小さいスピーカから無理して出してる感はなく、応じて音域が低域方向に余裕があって聞きやすく、序破急を要する場面でもテキトーに迫力がある。要は、大きめな音で鳴らしてもうるさくならない。更にシアターシステムやサウンドバーをお持ちであれば、高解像度の画像がもたらす臨場感も手伝い、没入できるであろう。日常的に使用する機械の音質として充分である。

●まとめ

「令和のテレビが持つべき品質」にようやく追いついた感。LEDの色再現性はまだまだ改善できる余地がある上、信号規格に対してAIで「本来ならコレのはず」を創作(捏造とも言う)が出来るので、そのうち、「窓から見る庭先と見分けが付かないリアルさを備えた」ディスプレイの登場に至るだろう。

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その頃にはもう少し価格的にもこなれてくるはずである。実家にトリニトロン32インチをドッカと据えてレーザーディスクの画像を映したあの日の感動を思い出したわ。

●今後の展開

リビングのオーディオは映像系とは独立していたが、これを機にアンプに光デジタル突っ込んで試すつもりでいるのでその辺の結果はまた。

あと、

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リモコンはメーカの意図は分かるのだが、ネットの有料放送ナニソレの年寄りにいじらせるものではなく、キッチンからいじれるサブのリモコンも欲しいので、もう少しシンプルな互換機を調達する予定。

他にネット接続とグーグル連結、Bluetoothも持ってるのでその辺使ったいたずらもしてみたい。

とりま以上

●おまけ

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で、もうこの「型紙」550円要らん訳だがどーすんだこれ。

2023年5月26日 (金)

テレビをお迎えするに当たり

付け焼き刃的に増えてしまった機器類の断捨離と再配線を目論む。

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ソニーさん黒いので、BDレコーダ+カセット+カセット下秘密キカイの黒系統を同一ラインで、CD+アンプ+TEACのハイレゾレコーダを白系統の統一でそれぞれラックに押し込む。エクセルで高さ計算してOK。アンプの上に2センチの空間……でOK!?OPPOのユニバーサル生きてればも少しスッキリしたが仕方がねぇ。「SACD」は引けないラインだ。ラックは奥行きが足りないが配線は穴ブチ開けて通すより他ないだろ。後はネットワーク機器をUPSに繋ぐが、UPSはパソコンのそばにあるので延々と延長ケーブルを引っ張る。UPSを持ってこい?パソとUSBで繋がってる(停電時シャットダウン信号を出す)からUSBを長く出来ない。

チューナは廃止。最近殆ど聞かないし、聞きたければradikoをハイレゾ出力ラインに載せるし。

革命だ。

2023年5月25日 (木)

プロジェクト有機4K・始動

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ソニーストアにのぞきに行く。トニリトロン使いとしては「どんなに高額・高級・高性能を謳っても所詮液晶」で、液晶テレビでこだわりの買い物とか全く食指が動かなかったが。

有機ELなら話は別だ。丁度4Kで相撲。割と真剣にけつあな確定力士のお尻はチェックポイントになる。暗がりのグラデーションでややダークな「男の尻感」を出すのは非常に難しい。正直ザラザラ感があったが、それは撮影に使っているカメラ・CCDのせいだろう。それ以外は高解像度がもたらす立体感を有し、動画表現もなめらかで特段文句はない。画素も見えず(老眼禁止)「まぁこんなもんか」というところ。

さてここでBSPの2Kを見るとなんということでしょう。ザラザラではありませんか。えー、トリニトロンにレーザーディスクでNTSC映してキレイだ汚いだ言ってたのに、その時の最新技術ハイビジョンが汚く見える。ハイレゾ→CDなんじゃこれ、と同じ展開。まぁ、まぁあとは価格。

「お見積もりしましょうか?」

で、店員のおねーさんに声を掛けられる。ネット会員なのでネットでも店頭でも同じ値段のはずだが、安いに越したことはない。クーポンとネット割引付けて、5年保証までタダになって、量販店価格を下回る。

「サイズ確認用の型紙お持ちになります?」
「はい」
「550円ですが会員クーポンで無料になります。一応、販売したことになるので領収書切りますね」

なんじゃそりゃ。まぁいいや。

「後は家族会議で」
「ですよねー」

さて帰宅して「型紙」を広げて確認。

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「オーディオ邪魔くね?」
「どかすから」
「で、この型紙が幾らなの?」
「550円」
「……」
「……」

わざわざクーポンでタダという手続きにして領収書を切る。多分そのコストの方がタダで配るより高い。まぁ「わざわざカネ出して買う奴はいないだろう」に基づいて「サービス」とすることでお得感と前向き感を出したいのだろうが。……そんなトーシローなマーケティングするかね。まぁ「USBで充電しながらデジタル信号を出力できる」だけのキカイをⅠ万円で売る会社だからねぇ。

あとは取説を確認。

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本機で出来ること=テレビを見る。

ぶっ飛ばすぞ馬鹿野郎。ただこれ、「テレビ視聴機能付きバカデカGoogleタブレット」ってのが実態。Wi-FiもBluetoothも持っているので。PCやスマホからワイヤレスでキャストが出来る。PCから放り込んでネットライブ見たり、野球のテキスト速報流しておいて、CM中にチラチラ見ながらとか出来るだろう。iPhoneも出来ると思うが、その画面を42インチにキャストするかって話だが。ポケGO出して見ようかw

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「チャンネルポン」は健在。ほなら「電源を押すんじゃない、見たいチャンネルのボタンを押すんだ」で周知。

唯一「やってみないと分からない」のは。

録画機がパナのビエラなので、「ビエラリンク」でソニーのテレビが制御できるかどうか。ソニーのAVアンプはビエラリンクで動くらしいが。ビエラリンクの基本機能はHDMIの規格準拠だが。がw

後はオーディオ機器の入れ替えと、合わせてモデム・ルータにUPSから電源を引っ張る作業を行うこと。ローボードに配線用の穴を開けておかなくてはならない。

作戦開始。

2023年5月23日 (火)

目的そのものは達せられたが

見たい特集があってネット番組をリアルタイムで視聴したが。

いつまで経っても行き着かず、なんと2時間番組でその特集は後半。

おかげで1時間あれば出来たであろう薬の服用とポケGOとそのついでのゴミ捨てと💩と。全部後回しの圧縮。

なんだろ「内容把握しながらついでに何かする」……ながら作業が出来ないことに凄いストレス・タイムパフォーマンスの悪化という印象。

同じ「2時間視聴」でも映画はそれ自体が目的のイベントだからいいじゃん。でも家の中で唯一の目的のために2時間拘束って、やるか?

「インターネットは欲しいもの選んで拾ってくるところで、いらんもの押しつけられるのを我慢するところではない」って固定観念(というかそういうもんだろ)がこのストレスイライラを助長した部分はあると思うわ。「高密度に情報を詰めつめにしていないと気が済まない」……ワーカホリックに近い。ネット依存というか脳の疲労というか。

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買った。これで「ダビングを重ねたカセット音源」にも勝つるw

2023年5月14日 (日)

断絶と後継

実家自治体の夏祭りが復活するそうで。

それはそれで良いのだが。

「頼める?」

その放送係(兼、音響設備のお守り)のオファーが回ってきた。手っ取り早く経験者に頼む。そりゃいいけどさ。

オレが実家離れて20年経ったのよ。なんで後継者がおらんのよ。

一度子供会の奥様方が取り回したが、「不評」で、オレに戻ってきた経緯がある。

システムはややこしい。というか昭和で止まっている。踊りの先生は80代、応じて主力が老人会であるから、「カセットテープ」と「ラジカセ」で練習期間を取り回す。本番でそれはまだるこしいので使用楽曲はパソコンに取り込んでおり(オレが)、「新曲」は都度デジタル化するか同一音源をオレが自腹で(!)ダウンロードする。なお、自腹化する理由は多くレンタルCDをラジカセでカセットに録音したシロモノだからである。PAシステムはラッパ型スピーカー

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TOAさん

「で、なくてはダメ」というこだわりが老人会にある。その方が大きくひろがる音、というイメージがあるらしいのだが。

「でもうるさいっていうクレームがあってねぇ」

だったらブックシェルフを会場囲うように複数配置すりゃ済むだけじゃないの?と思うのだが、それが出来るニンゲンがおらんのよ。

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よしんば誰かがそこまでお膳立てしても、送出とマイク(カラオケマシンだが)をPAに接続し、操れる者がいない。そして当たり前だが現役子供会世代は「音楽はスマホで直orイヤホンで聴く」であり、家庭用音響機器とPAどっちにも目を通し、カセットテープ音源をデジタル化してコンピュータ管理なんて「そんなこと出来ることすら知らん」となる。

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それこそTOAさんに「Bluetooth化対応パワードスピーカ」って奴はあって。値段(25万円)はさておき、こいつを会場にポイポイ配置すりゃそれこそ送り出しはスマホかタブレットだけで済むわ。ソニーのアレ(8万円)は3発4発置くとどうなる……ほうほう、パーティコネクト機能で100台まで同期可。同じように使えそうだな。ただ今度は老人会が「そんなこと出来ることすら知らん」となる。

丁度対象のシステムが知識のミッシングリンクに横たわっている形。でもこんなの「それを仕事にしている」か「大好きで趣味にしている」のどっちかでなきゃ、わざわざ覚えて最適化しようとか考えないわな。TRSフォン端子とかトランスアンプだからインピーダンス整合とかデンキの知識要るし。

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久々出番っぽいぞ、ローランド。

・自前スタッツ
オーディオインタフェース:QUAD-CAPTURE
編集ソフト:ソニーAudioStudio
光ディスクドライブ:パイオニアBDR-XS08
SP:ボーズ101イタリアーノ
パワードSP:パイオニアDJ BD-40BT
ヘッドホンアンプ:オーディオテクニカAT-HA2
ワイヤレスマイクセット:オーストリアオーディオ

・自治会スタッツ
ビクターのカラオケマシン(スピーカー付き)
プリメインアンプ:マランツPM-50
DVD/SACDプレーヤ:パイオニアDV-610
ダイナミックマイク2本

後はPA機器次第であるが、このメンツでローランドからの送り出しをテクニカに放り込んでプリアンプ代わりに使用、2系統出せるのでマランツとビクターに送り、マランツはボーズを駆動、ビクターは単体で自身が音出し。更にマランツの録音出力からパワードとPAアンプに送り出せる。手持ちで3系統5本+PA。これでそれぞれカバー範囲を最適化すりゃ全部ラッパスピーカにおんぶに抱っこの音割れ状態は回避できる。

……って、これじゃスマホ世代の子供会のママさん達には(ヘタすりゃパパでも)ムリだわ。当分オレやるわw

2023年5月 7日 (日)

このタイミングならねぇ

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そろそろ後継を考えないといけません。液晶なんか「動けばいい」の最たるもので、工場出入り業者の互恵契約で脳死的に三菱だったが、同社はもうテレビをやめてしまう。

液晶は動画になった瞬間にザラザラするのでうんざりである。一方でこの間に有機ELがどうにか育った。まだ有機ELが本来目指す姿である「3原色自己発光で全て表現」のモデルはべらぼーだが。そして今から有機ELで買うなら4Kにしておいた方がいいだろう。適したコンテンツがナンボあるか知らんが。

値段は分割払いでどうにでもなるのだが、問題はサイズである。部屋隅に置くので現状の「32インチベゼル付き」と同等程度、という縛りがある。42~43インチが関の山で、そうなるとソニー、パナ、シャープ程度しか選択肢はない。あ、外為法上の「り地域」メーカを選ぶつもりはない。パネル自体はそこかも知らんが。

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「テレビのくせにまずOSが起動する」というのも抵抗があったが、むしろ映像デバイスとしてスマホと操作性が揃うなら良くね?と思えてきた。まぁ、もう少し懊悩。

2023年4月28日 (金)

超高音質在宅会議

在宅なので始業直前にログインしたら文字通り隙間無く会議突っ込まれてびっくり。

「アウトルック見たら空いてたので入れさせてもらいました」

ええけどワイのオリジナルの仕事はいつやれと。昼休み潰せ?

朝から夕までヘッドセットかぶっているつもりはないのでオーディオに開放する。そう、前にもやったが「ガチ音質指向」にTEAMSのクソ音突っ込むわけ。

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「GW突入に当たって安全の注意を……」

Oh工場長いい声してるぜ。

さて昼休みは短歌結社の月謝を払い込みに郵便局へ。短歌はご想像の通り老後の趣味の側面があるのでこういうレトロフィットなシステム継承は理解できる。しかし「平日日中」の対応を要求されるので会社勤めの身にはしんどい。せめても引き落としやクレカ決済はできないものか。

午後もダンピングファクター500のMOS-FET3パラ180WアンプをA級動作させて会議。ノイズまみれを増幅するわけだが、ノイズまみれを鼓膜にダイレクトに突っ込むよりナンボかマシ。

で、5時。アホか。

整形外科でゴリゴリ揉まれる「めちゃくちゃ固いですね」

ヒコーキ乗って出社して会議詰め合わせでは。

2023年4月27日 (木)

炭化ケイ素とアジの開き

帰宅すべく駅で降りると会社から電話。

「7時から会議でれませんか」
「17時じゃなくて午後7時?」
「はい……」

生憎と会社VAIO抱えてるんだよなぁ。

「はい……」

とはいえ家では夕餉の準備がスタンバイ(なんだこの日本語)。アジの開きを味わいながらヘッドセット。なに?開発が行き詰まった?

「スイッチング電源用のMOS-FETですが、メーカから生産中止のアナウンスが来て、どうしようかなって」
「SiCのFETは?ってか、その辺の電圧帯もう単純シリコンなんか作ってないでしょ」

SiC:シリコンカーバイド・炭化ケイ素。高い電圧に耐えられ、内部損失が小さく、動作が速い。

「ありますけど高くて」
「冷却楽じゃん」
「それは今でも一緒なんですよ。放熱器とか使ってないし」
「だからギリギリまで温度追い込めるでしょ。その分スイッチング周波数ギャン上げしてトランスをケチりゃいいじゃん」
「トランス……作り替えですよね」
「どうせSiCのFETにしたら基板再設計でしょ。だったら超小型にしちまえばええやん。リップル減るから電解も要らんとちゃうか」

こういうのをイノベーションという。

「やってみますわ」

へーい。

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秋月で買えるってことはBtoBの価格は設計努力でどうにかなるレベルってことだよ。

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うひゃひゃ。超高級品のたたずまいだわw

2023年4月23日 (日)

生存確認

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先のカナヘビ氏が居着いていることを確認。エサ(=昆虫)が十分居ることの証。それは野菜かバラたちにイモムシが付いてる裏返しかも知らんけどね。

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アゲハ。ルー(ヘンルーダ)に付いた奴はどうにも育ちが鈍い。「アゲハ草」って触れ込みだったのでは?

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おっさんの買い物。何するんだって?「無駄な抵抗」って奴よ。しかしこれメーカはドコよ秋月さん。

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