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2026年2月27日 (金)

はんどうたいのつくりかた

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ケタが一つ足りないんじゃないか?

「そんなにお金かかるの?」

そだよ。まず、搭載する回路を設計するだろ。

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んで、具体的にシリコンウェハ上に形成する配線や素子の位置を決めるべ?そしたらそれをガラス板の上に書くんだよ。で、次に実際の半導体になるウェハを用意。ウェハってのはシリコンやシリコンカーバイトなどの材料結晶体をスライスした奴な。ウェハの上には感光液塗りたくった上で、回路図書いたガラス板の上から光を当てて、レンズ使って半導体ウェハ上に小さく写し込んで回路を焼き付ける。写真と同じ要領で現像する。すると、ガラス板に書いた回路図に基づいて、光の当たったところと当たらなかったところが出来ますわな。これで腐食液に晒すと光の当たったところだけ溶けてウェハが顔を出す。ウェハはこの状態では単なるシリコン等なので、ボロンとかリンをぶち込んでやると半導体として動けるようになる。ウェハに作り込む回路は何層にも積み重ねるので、この辺のプロセスは必要な回数繰り返す。
必要に応じて裏側削って薄くしたら一つ一つのIC単体にカット。ICはムカデの足のようなものがカチカチの樹脂から生えているが、まずムカデの足の元になるリードフレームにICをセット、

テレビで「半導体の製造」でよく出る動画これ。で、樹脂で固めてリードフレームを切って曲げて出来上がり。

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簡単そうだ?まず、沢山の回路を作り込んだ方がいいので、ウェハの上に作る回路の幅は狭いほど良い。これがギャーギャー言われている2ナノとか言われるところで、「バカでかい」ものを「超縮小」してウェハに焼き付ける。ガラス板(フォトマスク/レチクル)の精度、そして焼き付ける露光機は使う光の波長が短い方が良く、X線に近いレベルの紫外線露光機を使うが、これを作れるメーカが世界で数社。細かいのを刻むということは、以降の全てが応じた精度を求められることになる。シリコン=ガラスの親戚なので、「ちょっと削って磨く」のにフッ化水素を使うが、そこに不純物が混じっていると回路に混じることになるので高い純度が必要。切り出し、ワイヤ付け……それぞれ「100億」必要と言っても過言ではない。

日本はこれら「ウェハそのもの」「生産に必要な高精度なアレコレ」を世界に売ってきた。ただ、国内でそれを集結した設備は皆無に近い。

「やろうと思えば出来る」

ので実際やってみようとしている。まぁ。頑張って。

2026年2月23日 (月)

サーバーよりもストリーミング?

「ハイレゾ」という奴はCD収録音楽より遥かにデータ量が大きいことから、テラバイト級のディスクドライブ、即ち「サーバ」を専用に購入し、ダウンロードした楽曲をそこに溜め込んで聞く。という方法を採る事が多い。CDの容量は公称640MBだが、ハイレゾの楽曲はモノにより1曲で1000MBとかになるためだ。この際、サーバとオーディオの間は、いったんパソコンで受けてUSBで流したり、サーバにオーディオ用USB出力があってそこから出したり、USBから更にデジタルオーディオ用の信号に変換してケーブルに流したりしている。

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こりはその「USBからデジタルオーディオ用の信号に変換」するキカイ、デジタルデジタルコンバータ、略してDDCとかいう。

このように再生方法が多種多様で「王道」がない上、家庭内ネットワークにサーバを置き、そこから楽曲をオーディオへ出力するよう指示するアプリを用意する必要があり、それもまた方法がいっぱいある。要するにオーディオ機器のみならず、その上流を「知ってて、いじれる」状態でないと再生環境が構築できないシロモノに成り果てているのだ。もちろん、「スーパーオーディオCD」なら、普通に対応プレーヤを買ってきて円盤入れて再生するだけなので、ネットの知識は必要ない。但しSACDのリリースは極端に少なくクラシックに偏っている。

だからネットできないジジイはひねくれてレコードに戻っているんじゃないかと個人的に思っているのだが、最近ちょっと状況が変わってきた。音楽ストリーミングサービス数あるが、旧オンキヨーのサービスe-onkyoを引き継いだ「Qobuz」(コバズ)が「まともな」ハイレゾストリーミングを行っているからだ。これなら少なくもパソコン、或いは対応したオーディオ機器(ネットワークトランスポート、同機能を内蔵したアンプ等)さえ家庭のネットに繋げられれば、検索して再生するだけだ。

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(ネットワークトランスポートの例:デノンDNP-2000NE。この他多数ピンキリ)

サービスにアカウントを登録するというハードルは残るが、「スマホさえ扱えるなら」この手のキカイはネットワークのケーブルを挿すか、WiFi対応ならそれもいらない。ルータ、サーバ、DLNA対応アプリ、USB-DAC、接続と設定も要らない。後はおなじみ赤白ケーブルさえ挿せばハイレゾの世界へ踏み出せる。

しかめ面してホテルカリフォルニアとマイルスデイビスばかり聞いてないでさぁ。

 

2026年2月16日 (月)

クロックが外れる件

前任のCDプレーヤ、DCD-SX11で唯一買い換えるまで解決されなかったことがある。サーバからUSBで放り込むと時々クロックが外れて曲が再生されないこと。DSD←→PCM系の切り替え、PCMでも44系と48系の切り替え、192を放り込んだときに起こりやすく、曲を再スタートすれば再生は出来るのだが、発生頻度が高く地味なイライラの元になった。結局DSD系はプレイリストを別にして隔離した。

USBケーブルはここに書いたがアコリバの電源・データ線別送タイプで、音質が向上したくらいだから「クロックが外れるような」データ欠落は考えにくく、なればサーバとプレーヤのどちらかに問題が、となる。

実はサーバ、I/OのSoundgenicはこの時のデビューで、ストレージは円盤回すHDDである。お年頃だし、SX11の後釜にアキュフェーズは視野に入っていたので、価格的バランスも考慮しDELAのSSDに置き換えるつもりでポチってはいた。結果として納期競争になり、570Sの方が先に届いた。

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結論:原因はプレーヤ側

570SはUSB入力だとDSD22.5MHzまで拾う。対応クロック幅は倍であり、応じて短時間にロックし追従する能力を持っていると判断する。ここにも書いたがESSってクロック精度確保してナンボの石なのでアイソクロナス俺は知らねぇ程度屁でもねーよということだろう。

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試みにこんなプレイリスト作ってランダム再生させたが256DSDから192/24とか何のストレス、タイムラグもなく追従する。この問題は解決したと判断する。なおDELAはDELAで実戦配備に就いている。soundgenicと音質差はあるのか?わかるかなぁ~わかんねぇだろなぁ~~←待て

惜しむらくはクロック切り替えの際に機械リレーのカチンという音がすること。いやナマの音声信号扱う経路に損失要素入れたくないというの理解するよ。けどリレーって「切り替え失敗」のリスクがあるし、そもこういう重量のある製品に有寿命部品使うの余り好きじゃない。アンプのリミッタにMOS-FET使うくらいならこいつのオンオフもソリッドステートに出来ただろうにって。

なに?アキュフェーズの設計からしてオマエの方が先に死ぬって?かも知らんw

2026年2月15日 (日)

オーディオフェスタin NAGOYA 2026

←2025・2027→

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場合により東京より早くモノが聞けたり。メリットは空いていること……なんだが、去年今年は会場変わって20人くらいでいっぱいというところ。

●ステラ/ゼファン

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毎年「まずアキュフェーズ」のパターンが多く、そうなると後から聞いたメーカの評価が辛辣になったりするので今年は後に回す。ったってねぇ、ハイエンドを扱うメーカだからそれなりだわ。
スピーカは米国ウィルソンオーディオの「サブリナV」。キャビネットを鳴かせず美しく響かせることを主眼に設計。デンキはCHプレシジョン。CDはセパレートでトランスポートは質量37キロ。DACは昔懐かしPCM1704(バーブラウン→テキサスインスツル)だが、時間軸特性が最も良いから。まぁΔΣは時間軸にデータ並べるのに対しマルチビットだからねぇ。
アナログはステラ自社製「Air Force III Premium」こいつ圧縮空気送ってプラッタ(ターンテーブル)を浮かした上でレコード板はプラッタに吸い付けるんだと。なおプラッタは砲金製で質量は30kg以上。値段はいずれもべらぼうである。ただ輸入機には海外のトレンドが載るので。
・谷村新司「昴」(アナログ)
ピアノライブ。とりあえずパチパチノイズがきつくSNガ~とかチェックできない。ボーカルは奥手に大きめ。部屋の特性(かなりライブ)もあり膨らみ気味。チンペイの声はスッキリ感はあるが周波数上の方は丸く聞こえる。
・マイケル=ジャクソン「Come Together」(CD)
ビートルズのカバー曲。定位はスピーカ位置より奥目に小さく。ステージが遠いが現れるパースペクティブは立方体を描き面白い。ただ、スピーカーが正弦波をなぞっているかと言うと、ちょっとクリッピングの作動を感じるプチピチ感がある。音源80年代だからだろうか
・アンネ=ゾフィ=ムター「カルメン」(アナログ)
セパレーションの関係かちょっとダマになって聞こえ、トランジェントが甘い。ストラディバリウスはハイレゾで再生すると音がすっ飛んでくるのだが、高域が丸いので違和感が拭えない。チンペイの円盤にも通じるが音溝が擦れてるの聞いててしんどい。
・バルバラ「ボビノ座リサイタル」(SACD)
当時モノ。録音は1967年。比較的デッドな空間か短時間のリバーブを含む。音自体はクリア。コントラバスのブルブルが心地よい。アナログジャズ鉄琴からベース。トランジェントが甘い。膨らむし上も伸びないねぇ。ブルブルと沈み込みが心地よい人には堪らんだろうとは思う。が、音源古くて何とも……

●TAD
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共用ブースなのでフェーズメーションのごついアナログが積み上がってますがTADです。キカイはウチにいるME-1と同一コンセプトのフロア型で最新のE-1AX。アンプも25年モデルで「初の」インテグレーテッド(プリメイン)アンプA1000。一つの筐体で全部済むのがメリットなので、最短結線ノイズレスを目指して何の機能もない。音源はUSB入力付きの円盤D1000。値段はいずれもべらぼうである。
・LAフィルハーモニック「オリンピックファンファーレ」(SACD)
飛んでくる管管管。音場はスピーカーの前と後ろに。ダイポールアンテナの特性図を思い出す。ちょっとだけザラザラしてる感。こういう金属キャンキャン系がうるさくなく、スピーカーが存在感なくすのはさすがTAD。
・uru「心得」(48/24)
定位はちょっと大きいが邦楽なら標準。ちょっとベールが掛かってる感。48/24か。なるほど。
・ホセ=ジェイムズ。曲名失念(CD)
ジャズボーカル。このカリカリ感よ。fs44だし周波数上の方かっ飛んで無いけど「持ってるデータは全部書き出されてる」ので聞いてて制限感が無く心地よい。低域はスピーディーだが、「ウーハー2発で容積もある分、緩くならないように設計は工夫した」。
・ベニー=アンダーソン「Thank You for the Music」(CD)
ABBAの元メンバーがピアノでセルフカバー。整った鳴り方。音の輪郭にちょっとまとわり付く感が「生音をPCMでダイレクト変換しました」みたいな。ノイズフロア低く、変な色づけ、味付けがなく良き。
・マイケル=ジャクソン「スリラー」(SACD)
こいつは2014年にウオークマンZX1発売に合わせてハイレゾが出ている、比して僅かにクリップして聞こえる。とにかく音源のアナログを全部吸い出すことに注力しました感。結果ハイレゾ版より音数は多いかも。切れ味はTADそのものでカリカリのカチカチ。なおヴォーカル音像は大きい。
・トニー=ベネットとダイアナ=クラール「So Wonderful」(CD)
雰囲気あるジャズ。適度にスモーキーであまりこうハイファイ感はない。低域にタメがあり大人の雰囲気。なおTADあまりこう特筆して傾向書いてないが(普段聞いてるのもTADだし)逆に気になるところがないということ。まーべらすだわ。

●アキュフェーズ
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ブースはTAOCとコラボ。ソースは先に我が家に来たDP-570S。これをE800Sにぶっ込んでJBLの山シリーズ「Makalu」を銜えさせる。お値段570Sだけ2桁まんえん、後はいずれもべらぼうである。アキュフェーズの設計は性能出してから3人か4人でリーダ決めてチューニング。570Sの場合、無印の素性の良さに低域の力強さとDレンジの広さを目指した。ケミコンはニチケミ製15000uF
・ジョン=ウィリアムス+ベルリンフィル「オリンピックファンファーレ」(SACD)
金管金管キンコンカン。小音でもザラザラにならずトゥッティで鼻詰まりが透けるように吹き上がる。アキュフェーズがジムラン殴りつけるようにして鳴らしている。終曲の残響がいいよね。
・ジェニファー=ウォーンズ「ハンター」(SACD)
若い頃の作品。健康的な歌声が緻密に記録され解像。ヴォーカルはドラムと重なるのだが書き分けてよこす。「SoSad」とか持ってるが、おばぁちゃんになって、新たな側面魅力的な境地を見いだした感。パーカッションのアタック時の過渡特性は「570S」だわ。我が子が頑張ってるみたいw
・曲名失念(アキュフェーズデモ用SACD)
ピアノとヴィオラ、なんだが、元はアナログなんじゃないのか。演者の息遣いまで録れている。
・ジャズサバス曲名失念(SACD) 
ピアノとドラムとコントラバスのジャズ。キックベースの鳴り方が「これぞジムラン」。肋骨が共鳴するブルブルいいねえ。
・ビッグバンド(詳細失念)
ベースからミュートトランペットまで全ての音が濁らず解像される。ジムランを手綱で言うこと聞かせて優等生にしてしまう。
・カーペンターズ「yesterday once more」(SACD)
同一音源と見られるハイレゾ版持っているが、比してハイ上がりで歪みっぽく聞こえる。ただ、うるさくないギリギリで寄越すのがアキュフェーズというか、この子570Sの特徴がでているかと。

●ラックスマン
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創業100年でパワーみなぎる。今年はセット提案をコンセプトにしていて、聞いた回ではアンプ570Zを中心にデンキは07、アナログPD151MKⅡ。スピーカは代理店でもあるフォーカルのソプラNo2。デンキはお値段2桁まんえんだがスピーカは比してべらぼうである。
・ギャビ=アルトマン「リトルソング」(アナログ)
ギターとボーカル。音は中央に寄りがち。……う~ん。音質という以前に雑音とセパレーションの悪さが気になって書くのに困る。
・アート=ペッパー「Art Pepper meets The Rhythm Section」(Qobuz・192/24)
1957年。にしては整った鳴り方でいわゆるラックス感は皆無。アキュフェーズとジムラン聞いてて耳のエッジが立ったかしら?TADより少し柔らかいかな。でもその程度で蝋梅的な滑らかさはない。ベースがしっかり地に着いていて、高域も充分な鳴り方。ソプラには似合った音では?という印象
・猪井亜美「紅」(CD)
XJapanのアレをギターカバー。ちょっとだけ、ちょっとだけ金属的な響きあり(弦自体は金属だからありのままといえばそうだが)。ギターの技巧に耳を奪われがちなになるが、音像はちょっと大きいかな。ただそれより朗々としており聞いてて心地よい。
・デトロイト交響楽団ベルリオーズ「幻想交響曲」(ステレオサウンド社のSACD)
「断頭台への行進」冒頭部分。テープおこしなのでヒスノイズが凄い。怒った猫か。それもあって狭くて痩せた音というのが率直な印象。埋もれてない音は全部拾い上げてる感。ティンパニガンガンのスケールは大きめスピーカーならでは。

●ヤマハ
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3wayトールボーイの2000をQobuzに繋いだネットワークプリメイン2000で鳴らす。スピーカは振動板素材統一をコンセプト。一体感が大きい。素材はハーモニアスダイアフラムと名付けた混合素材。プレスで形状自由。ミドレンジはピアノ右手音域をまるっとカバーしている。アンプはアナログ設計を行った後同軸でデジタル放り込んで確認、という手順。ルームイコライザー(YPAO)あり。お値段はまぁ一度に買うと家族会議ということで。
・クリスチャン=マクブライド「All Through The Night」
女性ボーカルのビッグバンド。音像大きめ。楽器の数に負けないように、という意図か?周波数上の方頭打ち感あり。BPM早いが過渡特性十分。
・ローラン=クーロンドル、アーノウ=ドルメン、グレゴリー=プリヴァのトリオによるアルバム「The Getdown」曲名失念
ハモンドオルガン、ドラム、ピアノという構成。バックグラウンドがノイズフロア低く明瞭。ドラムススティック跳ねる音に過渡特性の良さを聞く。ピアノが甘いのでオーディオなんだなとバレちゃう、みたいな。オルガンが引き摺り回されてるように鳴る。
・サブリナ=カーペンター「Nobody's Son」
位相差でぐるぐる回る。応じてエフェクターバリバリに使っているが音が手前まで飛んでくる。ちょっといじり過ぎで歪感あり。
・プリンス「Raspberry Beret」
リミックス。44/16。色んな音。前奏が長ぇ。歌えよwボーカルは音量として小さいので解像度の低いシステムだと埋もれる。前、奥から頭の上を超えて背後まで音が広がり包まれる
・ラベル「道化師の朝」チョ・ソンジン
ピアノは柔らかい。右手エリアのスッキリ感はある方。残響が良い感じを示す。弦を叩くコツコツした音聞こえるわ。
・狭間美帆+デンマーク・ジャズ・ビッグバンド「My Centennial」
流れるような音使い。通奏にホーンが潤沢に乗っている。ふくよかで整った音になっていて、ヤマハビューティとも5000みたいなゴリ押しとも違う出来栄え。

●まとめ
・こういうイベント行って家に帰って自分の聞くと「こんな雑だったっけ」になることが多かったのだが、今年は流石に感じなかった。「そこそこ」になったということだろう。まぁアキュフェーズでTAD噛みついてりゃ少なくも「解像度」は一定の水準にはなるわ。570Sはとにかくスッキリと落ち着いた音を出します。しかしアキュのデモの構成よ。よく「御す」わ。
・どことは書かないが「アナログやってて当然」みたいなプレゼンあって首を傾げた。いやCD規格44/16はガサツかも知らんがセパレーションが甘くてぼやけた音聞きたい?「レコードは音がすり減ると言われますがそんなことはありません」減ってザーザー言ってるがな。プラの溝をサファイヤやダイヤモンドでゴシゴシ削ってすり減らないわけねーだろ。「板の反りを矯正し巨大な慣性モーメントで回転ムラを抑制します」上記ステラの空気圧浮上プレーヤとアキュフェーズのセパレートCD、1000がほぼ同じ値段。ほう、結局突き詰めるには同じくらいの値段が掛かることの証左と。まぁそういうことでしたら別に。

2026年2月 6日 (金)

目と耳の違い

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「8K?何見るの?」

これで終わってしまう。良く音楽の高解像度版「ハイレゾ」と比較されるが、あれは「精密に解析的に聞き悦楽を得る」という需要・階層が存在する。ASMR音源なんかその最たるものだろう。

映像コンテンツも音楽コンテンツも「エンタメ」と「芸術」の両面を有する。クラシック音楽は芸術にカテゴライズされる。映像の芸術は何だろう。芸術的な映画と言われるモノはあるだろう。ただそれ。

繰り返し見るか?

そして決定的な違いはこれ。音楽は「聞きながら別のこと」ができる。映像とりわけ動画はモニタと対峙してなくちゃならない。言い換えると、音楽の聴き方は様々、動画のそれは束縛される。

そして面白いのは音楽を聴くと応じたいろんなイメージすなわち「映像」が脳内に紡がれる場合が多いこと。アニソン聴いてアニメキャラ思い浮かんだり、「中央フリーウェイ」を聞きながら街明かりが瞬き出した方もあるだろう。一方で映像の方は「何か音が無いと見るのが苦痛」。

短歌の師範に言われたことは「五感が刺激されるように」……音楽はそれだけで創造力を刺激して様々な感覚を呼び覚ます。一方で映像は「見ているものと一致した聴覚が存在しないと不自然に感じられる」。勝手に補うのに対してあるべき物を指定してくるのだ。それは映像の解像度は関係ない。すなわち「綺麗だなぁ」で終わってしまう。

ってまぁ。「バーチャル」「リアル」を突き詰める分には需要があるでしょ。ずっと鉱物の中身映してるとか、現実的なところで遠隔手術とかね。超解像に使えば人間の視力以上の映像情報が得られるわけで、人間が人間以上の能力を発揮することが可能となる。

テレビジョンシステムの延長ではまぁ過剰ではあろう。だけど、人間だけでは出来なかったことを切り開くには必要だよ。それは逆にオーディオではどうにもならん。

2026年2月 5日 (木)

馬の骨

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MSNポータル。

会社パソが様々な制約でブラウザがエッチエッジでスタートページこれという方は結構あるだろう。自分の場合もそうなのだが。

所々広告がある「CDプレーヤー売り上げランキング」おや?

マニアック通り越してキチゲなキカイばかり見ているので、普通に量販店で売っているキカイのランキングをふと知りたくなった。

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ケンウッド……ほう。2位はなんじゃ?3位にバッファローの楽レコ(CDリッピング装置)。ところが。

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なんだオマエラ。

ちなみにこれちょっと時間を置いて再度アクセスすると内容が変わっている。デノン……マランツ……ガチなオーディオメーカー……に混ざってドコのナニ者じゃおめぇ。

要するにランキングを装った広告であろう。有名メーカーに混ぜて類似の売り上げがあるように見せかける。ガチな奴らは当然高い。比してどこぞの馬の骨は異様に安い。その値段で互してランキングに入る→いい音に違いない……で、購買意欲をくすぐる。そんな感じか。

異様に安価なのは音質がクソなのは疑う余地もなく、耐久性、アフターサービス……考えるまでも無い(そういうコストが含まれていると思わない)。もっと言うと「急に大音量になる」「雑音が入る」「ディスクが中で傷つく」「ディスクが取り出せなくなる」……等々、悪いことは幾らでも思い浮かぶ。

イヤホンオーディオの懸念点は「不良モードとして耳を聾する大音響・雑音の発生」がありうることだ。「音質なんかどうでもいいから安くてもいい」で済まされない。

せめてお店に置いてあるモノを出来ればいじって納得して買ってほしい。

2026年2月 3日 (火)

REALFORCEの帰還

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お勤めご苦労。今後基本的に家で扱う。

「弘法筆を選ばず」というが、「仕事道具」こそは最もストレスを感じない物を徹底的に選び抜くべきだろう。ストレス感じながらその道具をいじって最高のパフォーマンスが発揮できるか?ペン類、調理道具……変に「値切る」ことで増える手間や失われる時間のコストの方が余程大きい。

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キーボードなんかそこら辺の量販店で1000円しない位なのになんでこんな?要するに「思い通りに打てる」に限る。そして重いからガシャガシャやってもずるずる動いたりしない。

「相棒」は最高であれ。

 

2026年1月23日 (金)

みんなだいすきおぺれーしょなるあんぷりふぁいあ @tarokotani

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小谷先生がこんなツイ……否、ポスト。そしたら。

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わはは。さてもオペアンプでござる。Operational Amplifier。演算増幅器。略してオペアンプ。「演算」の通り(人から見て)計算をして下さる。最も小さなコンピュータと言ってもいいかも知れない。

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(ルネサスμPC358)

中身はこうなってます。が、オペアンプはそれを一つの電子部品と捉えて表現することが多い。

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回路図上にはこれで書く。

で、この人「V+」と「V-」に電源を与えると「演算」するのだが何やっとるか。簡単シンプルには。

「IN+」と「IN-」が同じ電圧になるように頑張る(両者がショートしているように見えるので仮想短絡=イマジナリショート、という)。

こんだけ。増幅比?オープンゲイン?そんなこと言い出すから難しくなる。覚えておきゃいいのはシンプルにこんだけ。

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こんな風に繋いだとしましょう。ここでは「IN+」がGND(0V)に繋いであるので、この子は「IN-」を0Vにしようと頑張ります。ではここで

抵抗R1=100Ω
抵抗R2=500Ω

として、「入力」に5Vを与えます。さぁ「IN-」を0Vに保つにはこの子はどうすればいいでしょう。

入力は5Vで、100Ωを挟んでIN-を0Vにしたい→オームの法則で(5-0)V÷100Ω=0.05Aの電流を流せば良い。
R2を経由して0.05Aの電流を流すために「出力」が出すべき電圧は?→オームの法則で0.05A×500Ω=25V……但し、入力5Vから→0Vへと電流が流れて、R2に流すためには、出力の電圧はもっと下げて引き込まないとならない。すなわち出力の電圧は0V-25V=-25V。

因果ひっくり返して。

5Vを入れたら-25Vが得られました。

入力が1Vだと同じ計算をして出力は-5V。それぞれ入力の5倍の電圧がプラスマイナス逆で得られている。その5倍は抵抗R1とR2の差。

つまり、抵抗値で与えた比率に合わせて演算された電圧を増幅して得ることができる。なおプラスとマイナスがひっくり返るので、この使い方を「反転増幅」と言う。

プラスマイナス逆になるのは困る?「IN+」を0Vにするから0を挟んだ動きになるので、挟んでも0以下にならないような使い方をすれば良い。

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(エイブリックのサイトより)

これは「非反転増幅回路」考え方は一緒なのだが、こいつは+側入力が変動する。例えば5V入っているとすると、オペアンプは-側入力を5Vに揃えようとする。この回路では0Vと-入力の間に1kΩ繋がっているので

(5-0)V/1000Ω=0.005A

出力との間に5kΩなので

5000Ω×0.005A=25V

5Vの入力で25V得られる増幅回路が出来ました。

さて半導体以外の電子部品というのは抵抗だけではないので、これらを組み込むと、様々な演算回路が構成できます。

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積分。

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積分の抵抗とコンデンサを入れ替えると微分。この他に加算・減算・かけ算・割り算も作れます。そう。コンピュータですよね。なのでたくさんオペアンプを並べて、間にこういう電気部品を接続して特定の計算を行わせる「アナログコンピュータ」というシステムがパソコン普及前に存在していました。

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(三菱電機EA7420)

スイッチをポチってやると、入力に与えた信号に応じて計算して出力が現れる。一般に波形に対する反応、瞬間的な変化に対する応答などを計算させます。

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これは先日紹介したオーディオ機器に入っているノイズ低減回路。+と-を同じ電圧に保とうと頑張って動く……と想像しながら電流の流れをぐるぐる追ってみて下さい。この高性能回路の正体はオペアンプ2つです。

オペアンプ大好きになりましたか?w

●おまけ

この記事を読んだアナタは「電気回路」でよく言われる次の物言いを頭の中から消して下さい。

「電圧を与えると電流が流れる」

違います。電流が抵抗に流れることで電圧が確定する、のです。特に情報処理・通信回路はこの考えで回路を構成しないと、ICとICを線で結んだだけのスットコドッコイな回路設計をしてしまいがちです。え?V=RIだからその考え方はおかしいだろうって?電池は電圧電源だろうって?電流流れないとエネルギーが伝わらないじゃないですか。電圧は電源が出力できるエネルギのポテンシャルに過ぎません。「電流を流して下流に届かせる」これを徹底して下さい。

2026年1月18日 (日)

DP-570Sでユーミン三昧

●冒頭の能書き

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ユーミン。荒井由実→松任谷由実。音楽を聴くことを趣味とするようになって最初に夢中になったアーティストである。八王子生まれ。誕生日は1月19日。あらわたくしってばタイミング良くこの記事出してよw
自分実家八王子だが、彼女が「荒井呉服店」のお嬢さんと知ったのは随分経ってから。見知るキッカケになったのは小松左京「さよならジュピター」の映画化に際し音楽面でユーミンとタイアップしたこと。「若い娘が主役のラブソング」であって、男子中学生がハマった理由がよくワカランのだが、単純にはリリックの世界にスッと入って行けた、になろうか。以降「Delight Slight Light KISS」までは全てのアルバムを買い漁り、そこでユーミンにはごめんなのだがスッと興味を失う。1988年であるから、レベッカ、TM、渡辺美里……当時高校生なりにその辺に「推し」が移ったのであろう。その後ディスコサウンド、ユーロビート(ハイエナジー)やジュリアナテクノに向かい、戻って来たときには「妻と一緒に口ずさむ懐かしい歌たち」である。今回はそうして集めた楽曲たちと、特にお気に入りの楽曲はハイレゾリミックス版を買ったのでその辺をアキュフェーズで埋没してみる次第。なおユーミンの楽曲はフォークソングブームと出自・軌を一にしており、リリックが強く、音質というより歌詞を聴く音楽。なのであるが、応じて一流のミュージシャンが参加しており(細野晴臣、山下達郎、斎藤ノブ、大貫妙子、尾崎亜美、来生たかお……)、音質をメインに語る意義は低くはないと考える。なお、本機の音質の話はこっち
以下、選曲は全くの自分勝手、数が多いので全部のアルバムから抽出したわけではない。リスト中、CDとあるものは全てリッピングしている。このうち、荒井由実時代の作品と、「水の中のASIAへ」以前は後年まとまって再発されたもの。「NO SIDE」以降は「発売日即買い」したもの。

●埋没結果

1.ひこうき雲(ひこうき雲/CD)
最初のアルバム、およびデビュー後2枚目シングル。すなわち極めて初期の楽曲だが、2010年代になってアニメ映画で使われて再脚光。
ピアノが前に出てきてヴォーカル自体はちょっと埋もれ気味。ナロウで柔らかい70年代レコードの音楽そのもの。若干クリップも感じられて、音質、という点では正直イマイチ。ただ、過渡特性の緩さから来る「ぬくもり」はバキバキギャンギャンの21世紀打ち込み音楽にはないもので、むしろ新鮮に感じる人もいるのでは。「ひこうきぐも」という歌詞は出てくる度にイントネーションの置き方が違う。

2.ルージュの伝言(COBALT HOUR/CD)
夫婦、あるいは恋人同士のイザコザを歌ったコミカルなポップ。ユーミン初期の著名曲だが、これもジブリアニメに使われて再脚光。これはほぼ全編にわたって「通奏」状態のコーラスが特徴。音場自体は平坦だがコーラスが包み込んでくるような(それはリスナー、および、主題の「怒っている彼女」を)効果を持ち、「音質は気にならない」に至る。だんどぅびわな。

3.中央フリーウェイ(14番目の月/CD)
当時中央高速を調布から「山に向かって」八王子インターへ走る風景がモチーフ。ハイ・ファイ・セットを始め、数多くのアーティストにカバーされている。歯切れの良いパーカッションと途切れないようなギターが良い対立軸。ヴォーカルにはリバーブが掛かっており、浮遊感を与える。「音のいいカセット」を思い起こさせる。

4.埠頭を渡る風(流線型'80/CD)
ここから「松任谷由実」となる。「14番目~」で一度は歌手としての引退を考えていたそう。ホーンセクションがいい味出してる疾走感のある楽曲。ヴォーカルは前に出てきて、荒井時代より立体的になる。レコード全盛時代の音作りと言えるか。こう、ユーミンの音楽って「見える」「聞こえる」「匂いすら感じる」……聞いてるだけなのに五感を直接ヒットするのよ。

5.’78(悲しいほどお天気/CD)
「78」はタロットカードフルセットの枚数。神秘的な雰囲気を纏わせる事に成功している。いろんな音が泡だって消えて行くような、その一つ一つをブリリアントに再生できるか。上田正樹(だと思う)のセブンティーエイッ!がいいよね。

6.星空の誘惑(REINCARNATION/CD)
アルバムタイトル「REINCARNATION」は「輪廻転生」のこと。英語圏では死んだら神に召されて終わるので、こういう理屈っぽい単語になる。今聞くとびっくりするほど音が良い。スッキリしておりノイズフロアが低く一つ一つの粒立ちが良い。マスターはPCMかもね。シンセサイザとしてシンクラヴィアが参加。まぁ、シンセサイザは「どこにもない音」作るキカイだ。このアルバムには向いてるんじゃない?

7.シンデレラ・エクスプレス(DA・DI・DA/CD)
「日曜日の恋人達」を大阪・日常へと返して行く最終新幹線のこと。新幹線は「絶対に夜12時までに最終列車が運転を終わる」ので、まぁ、これ以上のネーミングはあるまい。JR東海とのタイアップ。音は左右に広げたり前後(手前)に広げたり。ヴォーカルがちょっと遠目の小さめに定位しているのが特徴。これも音質的にはデジタル処理の感触が強い。

8.帰愁(OLIVE/CD+ハイレゾリミックス・96/24)
さてここからは令和になって一気に発売されたハイレゾ版を追加で買っているので比較しながら。これご本人「売れると思ったのに売れなかった。大嫌い」なのだそうだが2度も買った奴がここにいるぞ。研ナオコがカヴァーしている。哀愁感タップリで、個人的には雪も間近い安曇野の空が思い出される。基本的にギターとドラムスだけのシンプルな曲想もこの辺を後押しするか。ハイレゾ版は音像がシャキッとして瑞々しく、ヴォーカルの透明度も高くなる。ただ、これ重要なのだが、「ハイレゾリミックス」と称する楽曲に多い「高音をシャリ付かせただけの見かけ上の高域感」は皆無。ストレートにスッと伸びてる印象。深みを増したレコードというか。

9.コンパートメント(時のないホテル/CD+ハイレゾ96/24)
「時のないホテル」に収録された7分の長大曲。長距離夜行列車がモチーフだからいいのか。途中F5で歌う(1オクターブ上のファ。ファルセット使ってないんだよしんどかったろうに)。ピアノで始まり、ドラムセットが加わり、と、列車の動きを思い起こさせる。シンプルなのであまり「埋もれやすい音」はないので、「音質」を重箱の隅をつつくように聞くところはないのだが、ピアノの音は素直なアナログを21世紀デジタル化の結果かハイレゾ版は「よい感じ」だ。特に消え際の1bitも取りこぼさない感は本機の面目躍如というところで、楽曲に込められた切ない思いを余さず出してくれる。

10.守ってあげたい(昨晩お会いしましょう/CD+ハイレゾ96/24)
最も著名な一曲。「ねらわれた学園」の主題歌。ギターとシンセとコーラスと。CD版はレコードの音作りでヴォーカルは大きく、バックトラックはふわふわ漂うように。ハイレゾ版はクリアでヌケが良くなる。情報量・ディテールが数倍増しになり、ヴォーカル(主人公の女の子)が、いろんな音に守られているように聞こえる。

11.カンナ8号線(昨晩お会いしましょう/CD+ハイレゾ96/24)
道・風・壊れそうな恋……ユーミンの黄金セットを「環状8号線」(環8)に乗せている。ギターと絃楽で流したりピチカートを多用したり。CD版だとすこし埃っぽい感じ(幹線道路際なのでそれはそれで良いが)に聞こえるが、ハイレゾでは弦の重心が下がって重厚な出で立ちとなる。ハイレゾ版はここまで聞いた感じ全体的にバックトラックの情報量が上がるので、細やかさと緻密さが増す。何だろうこの「ずっと後ろ姿で風に吹かれている」感。

12.不思議な体験(VOYAGER/CD+ハイレゾ96/24)
最初にこれ聞いてユーミンにマったわけだが「ユーミンの定番構成」からは最も離れてんのな。シンセサイザにモノを言わせて不思議空間を醸成し、浮遊感を与える。ハイレゾにすると位相差情報が豊富で前に出てきて包まれる。エンディングに向かってその音数は増え、昇天感がある。←死んでしまえ

13.SHANGRILAをめざせ(NO SIDE+ハイレゾ96/24)
最初に買ったCDがこれ。「音質」に男子高校生が目覚めた瞬間。SHANGRILAは「失われた地平線」に出てくる理想郷。だから「さぁLostHorizon」って始まるのだよ。音数多く、疾走感高く、理想へ向かって突っ走って行く。まぁ男の子のテイストに合う罠。ハイレゾにすると折々に打ち込まれるシンバルや昇り詰めて行く弦楽のゆんゆんと伸びて行く様が心地良い。

14.青春のリグレット(DA・DI・DA/CD+ハイレゾ96/24)
好きだったなぁ。ピアノとギターで走りながら語って行く。ハイレゾ版だと重心がドーンと下げられ説得力が高くなる。てか、わし、この曲で男女逆の立場やったねん。悪いことしたと暫く後悔したが、まぁ我慢して続けるもんでもなかったしな。間奏のトランペットはハイレゾだと階調が豊かになった分、その叫ぶような、泣くような、切なさが高まる。

15.たとえあなたが去って行っても(DA・DI・DA/CD+ハイレゾ96/24)
アルバムのトリ曲。結構スケール壮大で大好き。恋の終わりがテーマだろうけど、人生の節目節目「何か変えるとき」に応援歌になるのでは。ハイレゾで大音量で浴びると精密で細やかに散りばめた音が胸に刺さる刺さる(耳には刺さらんよ)。Cメロへ突っ込んで行くと立ち止まっていた足が動き出す。GoldenTreasureってフレーズが燦然と降ってくるよ。

16.ホライズンを追いかけて~L'aventure au desert(ALARM a la mode/CD+ハイレゾ96/24)
砂漠を突っ切る自動車レース、当時の「パリ・ダカールラリー」(現在はダカールラリー)にユーミンはチームを組んで参加したことがあって、それがモチーフ。勝手に「SHANGRILA」のアンサーソング的に感じているがどうなのかな。情熱的なホーンセクションが困難を乗り越えて前進し続ける負けない姿を後押しする。これもハイレゾ版は豊かな低音がしっかりと地に足を付ける感を与える。受験生の応援歌と言われんの?なるほど。

17.さよならハリケーン(ALARM à la mode/CD+ハイレゾ96/24)
アルバムのトリ曲。さてこの曲は間奏で面白いことをしている。位相差情報を与えて音像が部屋の中をくるくる回る(ハリケーンですから)。当時ドルビーサラウンド回路に通して遊んでいたw。ハイレゾ版だと相当な重低音が感ぜられ(てか、出るシステム多くないだろこれ)、暴風感が高まる。

18.リフレインが叫んでる(Delight Slight Light KISS/CD+ハイレゾ96/24)
シンクラヴィア大活躍。海・道・恋の終わり。面目躍如。クリアだがシンセだから倍音が少なく、高域の伸びや定位感みたいなものは逆に後退。ハイレゾだとヴォーカルの質感が全く違う。高域が強く(刺さる寸前)、風の中の叫びみたいな印象が強まる。

●まとめ

ちょっとネガティブな書き出しになるが、ユーミンのアルバムで「SURF&SNOW」だけは音質的にいけ好かない。著名曲「恋人がサンタクロース」を含むのだが、高域が感じられず鼻づまりだ。一縷の望みを掛けて(?)ハイレゾ版も買ってみたが傾向は同一。まあ元のアナログから「そういう音」なのであろう。なのでここにはリストしていない。
冒頭書いたが歌詞聞いちゃうし、特に初期の作品群はバックトラックの構成がシンプルなので、DP-570Sをして「新たな発見があった」とは正直いいがたい。ただ、スッキリと鳴るので「古いから」「アナログだから」と思っていた「音質的に気になっていたところ」は、ただ単に本当の音を掘り出せていなかっただけだとひとりで納得している。そしてそれは、ユーミンの楽曲が歌われ始めて半世紀を経ても決して色あせず、青春の伴侶として誰をもの心にも鳴り続けてくれる存在なのだと再認識させてくれた次第。それは時を経て振り向けば、いつでもその頃へ戻れる心の中のSHANGRILA。

2026年1月17日 (土)

でんちゃ好きでんちゃりを買う

妻は電チャリで勤務先に通っているが、その電池の様子がおかしい。充電器においてもウンともスンとも言わない場合がある。こういう状態の固定されない症状はヤバくて、あるタイミングで一気に不可逆な破壊に至る可能性を示唆する。ちなみに電池の電極を見るとアーク痕……すなわち「何ら過大電流が流れている状態で接触が外れた痕跡」がある。そんな大電流流れるモーターか?ましてや電池はリチウムイオン。何か始まったら手が付けられない。なお製造元のブリヂストンに訊いたら「店に訊いて」……おいおいバッテリ端子アーク痕の原因推定をお店にやらすの?ブリヂストン自転車のアシスト回りはパナソニック製。何か技術的に原因へたどり着くには時間と手間が掛かりすぎる。

型番からして2016年製品であり、妻の実家で義母がお出かけに使っていたもの。
「買い換えにはいいタイミングだと思うが」
「判った」

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パナソニック「ViVi」2025年モデル。お値段は前任機のざっくり2倍。フレームが低いので小柄な人でも乗り降りしやすく軽量化も進展。

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アシストモータは出力250Wのブラシレスモータ。前任機と一緒ですが軽量化したと。……てぇことはアークの原因はスイッチング回路(というかインバータ)かな?電池容量6.3Ah→8.0Ah。ほうほう。電池容量上がって軽量化されれば運転時間も増えますな。

いーんじゃないですかね。どうぞいい相棒にしてやって下さい。

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