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2026年1月 6日 (火)

島根県東部の地震

島根県東部の地震はここ名古屋でも揺れを感じた。M5級が連発して身構えたが、以後、静かに推移。だが、それが油断かもしれない。

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この辺りは「鳥取県西部地震」(2003)

など、「この規模」「ちょくちょく」起きているにもかかわらず、あまりこう、はっきりとした断層は検出されていない。

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断層の存在は地震の十分条件だが、地震は断層で起きるとは限らないことを丁度2年前能登地震で嫌というほど判らされた。ちなみにこの辺は「山陰ひずみ集中帯」と呼ばれ、

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山陰側と山陽側がすれ違うような挙動を持っている。すれ違いがスムーズに行かず、引っかかってから外れると地震になる。

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横ずれ断層=すれ違い方向。おう。

「断層が不明瞭」ってのが気がかりですわね。

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今のところ、熊本(2016年)みたいに震源が周辺に広がるような挙動はない。ただ、「今のところ」。

勝手なこと言えないので気象庁のリリースをコピペしておくと。

(今後の地震活動の見通し)
 この地域では過去に、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もありますので注意してください。特に地震発生から2~3日程度は、強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあります。

「直下型」なので緊急地震速報(揺れ始めてから計算)は頼りにならない。

2025年12月 9日 (火)

令和7年12月8日23時15分頃の青森県東方沖の地震について+北海道・三陸沖後発地震注意情報について

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深夜に6強はないわ。テレビ報道を見る限り鳥居が倒れたり道路にガラスが飛び散るなど「そこに人がいればあわや」という被害を見たが、人的被害につながったものはないようだ。ともあれ厳しい寒さの中避難や後片付け本当にお疲れ様です。

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津波警報3mに対し実際観測されたのは50センチ。外れ?否否マグニチュード7.5級は能登地震と同じ。震源の深さに不確実性があったから警報になっただけ。逆に言うと震源が50キロより深かった(能登は16キロ、東北地方太平洋沖地震は24キロ)ので、津波が小さくて済んだ、と言えるだろう。

んで。

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これが設定後初めて発表された。日向灘沖で南海トラフ注意情報という流れをご覧になった方も多いと思うが、似たような「念のため」情報である。

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要は「こいつが呼び水で後からデケェのが来る」(場合もある)というもの。20世紀の地震ざっくり100年分で17/1477の確率でそーゆーのが起こった。なので起きてもいいように避難できる準備を怠るな、というもの。

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起こるかどうか、yes/no双方について知見が少なすぎる。ただ今回のコイツは震源が少しずつ東へ・浅い方へ移動している。

「起きるかも」って意識を持ち続けることが大切。

2025年11月 9日 (日)

この感じ

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久々に緊張感のある地震と津波。

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M6クラスが都会の電車のように次々来ておりちょっと毛色が違う。

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逆断層型。陸からちょっと遠目。なので「震度」はそう大きくない。

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だから油断しがち。遠くても大きな地震なら津波は応じて大きく、津波は遠くまで伝搬する。「震度」(自分の感じた揺れ)と「マグニチュード」(地震そのものの大きさ)を正しく理解して活用する必要がここにある。

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10センチながら津波を観測。ただ。

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言ってるそばからまた来る状態。

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久慈港。

さてまぁ震源と逆断層型から東北地方太平洋沖地震の余震活動とみられるのだが問題はだ。

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え、なんでこんなM5-6級パカパカ来るの?

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ここ数日ちょこちょこ動いていて、その一環と言えばそう。ただこれまでの余震活動と違って「本震-余震型」と一概に言えない。

ただ気象庁の曰く「ここら辺、そういうのあり得るよ」とのこと。

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少しずつ壊れるのか、歪みの解放が別の歪みを深めるのか。

ただ、ちょっと注意したいのは。

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ここに出てくる「ひとまわり小さいプレート間地震」というやつ。宮城県沖は「大きい」のがおおむね35年程度の間隔で発生していて。

1861
↓(36)
1897
↓(36)
1933
↓(45)
1978
↓(33)
2011(東北地方太平洋沖地震に拡大)

これ以外に

2005(M7.1)
2003(M7.0)
1936(M7.5)
1937(M7.0)

などがあって、平均化すると(していいのか知らんが)13~15年くらいの間隔でM7前後起きてます、というもの。

東北地方太平洋沖地震からもうすぐ15年経過する。「次の宮城県沖地震の活動」を注意しないとならない。

2025年10月20日 (月)

リフレッシュ@白骨温泉&上高地(その2)

その2・上高地

いやさぁ。上高地をブログに書くってなった場合、大体書くこと似通って来るじゃん。変人を自称する者としてはオモシロクないわけですよ。なので違うことを書いてやろうと決めて宿を取ったら「ブラタモリ・上高地」……ちくしょーやられたと。でもまぁ、気を取り直して。

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一般に「上高地に行きました」ってぇとこうなるわけですよ。河童橋から撮った穂高連峰。その絶景、美味しい食べ物とお店。ガチ登山勢ならここは入り口に過ぎず、この穂高連峰縦走や、観光散歩道の遥か彼方にそびえる槍ヶ岳とかね。でもここ、「日本列島の成り立ち」という億年スケールのダイナミックな地質活動を教えてくれる地理オタ(ジオジオ勢)の聖地。

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とりあえず河童橋渡って梓川右岸(上流から下流へ向かって右手、の意味)に向かうとこういうのが撮れる。河童橋の上でわざわざ撮ることもない。

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うーん。

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溶結凝灰岩。その名前をネットに放り込んで調べると大抵、真っ白な石の画像が出てくる。火山灰がぎゅーっと押し固められて出来たもの。大分県・臼杵の磨崖仏は溶結凝灰岩に彫られている。じゃぁコイツなんだ?ジオジオなおなまえを「前穂高岳溶結凝灰岩[まえほたかだけようけつぎょうかいがん]」という。言うなればVer.上高地。176万年前の噴火で生じた火山灰が、その1万年後、175万年前の噴火で再溶融し、その噴火で上がってきたマグマ物質と混ざって「雲母」が混じり、黒い点々付きのご当地凝灰岩になったもの。

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うひゃひゃw

随分新しいように見えるが、何のことはない。河童橋の向こう連なる穂高連峰の面々は山体がこれである。常日頃ガラガラ崩れて流れており、土石流などを通じて上高地に現在も供給される。え?火山灰が積もって3000メートル級の尖った山になるのか?

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ヤマケイさん貸してね

大噴火で出来たカルデラの底が日本列島の成立と共にボコッと持ち上がってそそり立ったのが穂高連峰なのよ。天ぷら鍋が左右から押されて横向いて立ち上がったようなもん。

で、次、なんでこの上高地という平坦な高原が出来たか。前に書いた記事と重複するがまぁ。

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「みんなオレに尻向けて穂高ばかり撮りやがって」

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撮ってやるよ。撮ってやるから火を吹くなよ。焼岳さん。活火山。この人が1万2千前に噴火して梓川の流れをせき止めて湖を作る。これが「古上高地湖こかみこうちこ」。ここに6000年かけて、上記凝灰岩などが火山活動、地震、氷河で梓川に運ばれて積み上がって行く。梓川は元々深い谷を刻んでいたがそれが実に400メートルこうした岩石で埋め立てられて行った。で、6000年前縄文時代。地震で堰止め湖が決壊、古上高地湖の水は全部松本盆地に流れ出して扇状地を形成する。水が抜けて残った平原が上高地……というわけ。ちなみに鍋底とこの古代の土石流は学説として発表された際「マジかよ」と言われたらしいが、岩石分布や地層の傾きを全部説明できるので今は定説。

着飾ったおにゃのこがヒールの高い靴でソフトクリームぺろぺろしながら映え写真撮ってる場所は、このような途方もない長い時間と大量の質量・エネルギの産物なわけ。ちなみに。

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この土石流で散らかってる花崗岩は、その天ぷら鍋が持ち上がる際に一緒に出てきた「日本列島の原材料」そのもの。奥又白花崗岩おくまたしろかこうがんといい、地球内奥から上がってきたのは6500万年前。そう、白亜紀最終期恐竜がいた頃の石ころ達ですよ。

日本列島を下からかち割る6500万年に渡るダイナミックな地殻変動の産物がヒールで歩ける見目麗しき青き清浄の地というわけ。
その足下の本当の谷底は400メートル以上下。ヒールの砂粒キラリは6500万年前のマグマの一部。

橋で写真撮ってソフトクリームぺろぺろしたら、日本列島の「体幹」と「歴史」に会いに行って上げて下さい。

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あージオジオした。

★上高地の何もかもは持って帰っちゃダメよ★

2025年9月29日 (月)

アウトリーチって奴はね

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「今後30年以内(~2055)に南海トラフが起こる確率が『2通り』書いてある」

まぁ、これに接した大方の感想は↑であろう。「何言ってんだオマエラ」

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簡単に言うと、南海トラフの発生モデル・屁理屈は何種類か提案されていて、良く言われてる「ざっくりした発生間隔から求めた場合」(グラフ右側)だと20~50%。地殻変動量から求めると60~90%なんだよ、という。

この混乱の原因は科学的なデータが不足しているからに他ならない。昭和の南海トラフの前は安政地震でもう江戸時代になってしまう。当時の人々の「感じたまんま・聞きかじったまんま」しか文章記録は無く、土壌調査等で津波の深さを推定するが「いつ・どこまで」津波が達したかは中々正確に把握できない。あと、ややこしくしているのが。

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慶長地震(1605)と、昭和の両地震。

・慶長地震は地震動の被害はなく、津波だけだった
・慶長と昭和は発生間隔が他に比べて短すぎる

こいつらを説明する屁理屈を求めると、上記のような迷いが発生すると。個人的には「慶長」は過去南海トラフのアウターライズで、昭和は濃尾地震に誘発されたんじゃねーの?という説に納得感がある。するってぇと安政地震から200年になる2050年代というのは過去の間隔から見ても「いい頃合い」(適切な表現かワカランが)となる。

ただまぁ、防災の専門家や地学ジオジオした手合いを除けば「結局のところどうやねん」であろう。これについては「60~90%起こる」で覚悟しておけばまぁ間違いない。これで起こらなかったら別に問題はないが、ナニも準備せず起きたら大問題だろう。

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少なくとも過去数千年、津波→土地の跳ね上がり→沈降→津波……を繰り返していることが解っているので、「多少のばらつきはありつつそれを繰り返す」状態であることに変わりは無く、知ってる範囲で150~200年間隔だというならまぁ備えておけ、というのが真っ当な結論となる。

なお、津波痕跡の中には「宝永地震」(1707・M8.7)より大きかったと推定されるものがあるほか。

その前にM7級の直下型なら日本のどこでも起こりえるので要するに「備えておけ」ということになる。

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遠くばかり見てると足下からドツキ上げられるぞと。

2025年9月27日 (土)

9月下旬の今頃は

・1953年9月26日「洞爺丸台風」(人的犠牲1139)
・1954年9月26日「狩野川台風」(1269)
・1959年9月26日「伊勢湾台風」(5098)

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・2014年9月27日「御嶽山噴火」(58)

山頂の南西、地獄谷付近の地下にあった熱水溜まりが何らかの原因で過熱(あるいは減圧)したことにより急膨張した結果、突沸し噴出に至った。学者の推測によると、山頂下数百メートルの地下水が、火山深部のマグマ溜まりから上昇した火山ガスで高熱となって岩石の割れ目を広げつつ上へ向かい、地表近くに達して圧力が下がって沸騰し、水蒸気が岩石を吹き飛ばしつつ噴出した。割れ目の急拡大から噴火までは10分程度とみられ、気象庁による火山性微動の確認は噴火11分前、地殻変動の観測は7分前だった。
(WiKi)

「水蒸気爆発」で「噴石が音速で飛び出した」という。一般に水は100℃で沸騰するが、周辺の圧力が高いと沸騰できないため「超高温の水」 の状態になっている。これが火口に近づいて周辺の圧力が下がった結果、一気に沸騰状態になって吹き出した、というメカニズムである。

常に圧力が掛かっていて、何かのきっかけでガスが吹き上がったと説明される。その前兆や事象は検知できず、「観光地・御嶽山」として火口近くにいた多くの人々が犠牲になった。

「火山なんだから近づくな」とするのは簡単である。ただ、この山の場合、現在に繋がる火山活動は1979年からで、その前は縄文時代になり、ひっくり返して縄文時代から昭和まで火山らしい活動をしていなかったのだ。信仰の山となり登山道が整備され、観光地になった。このことはこの山の科学的観測やデータが不足しており、活動の予測が難しいことを示す。なお「死火山」「休火山」という用語が消えたのも、1979年御嶽山の噴火がきっかけである。

人間には手に負えない大きな力がそこにある。……古代の人々が神格化して崇め恐れた存在であることを我々は肝に銘じるべきなのだろう。

2025年9月25日 (木)

堰止め湖

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地震と台風6号で生じた「堰止め湖」が決壊して山津波。

こういうのは日本でも過去あって。1889年奈良県十津川災害、地震がらみだと1718年享保3年伊那で起きた同様な堰止め湖の決壊。そして。

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上高地。ここは元々深いV字谷だったものが、1万2千年前、焼岳の噴火によって当時の梓川がせき止められ、「古上高地湖」を形成。延々6000年にわたって上流からの土砂が湖底に堆積して積み上がってV字谷を埋めていったものだ。その後大地震で堰止め湖が決壊、

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地図にラクガキした松本盆地から梓川上流~上高地に向かうこの辺りは「扇状地」になっているが、これは決壊した堰止め湖から溢れ出た膨大な土砂が積もって形成されたと考えられている。想像を絶する大規模な洪水(山津波)であったと推察されている。

ただ、それらは後年の調査や、この記事のように「上から見た結果」判ったこと。私たちの身近には似たような「何かがきっかけで大きく変化する構造」がまだ多く眠っているかも知れない。

2025年9月20日 (土)

やっぱり奇蹟の星

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「地球という星と我々のような生命体は宇宙で唯一無二なのか」

これは宇宙という存在を知って以降、人類がずっと抱き続けてきた疑問・哲学。比して観測技術の発達によって、これまでに「太陽系以外の惑星」と認められて登録された天体が6000超と。ただ。生命の確認された天体はない。「水がある可能性」は言われるが、だからって生命がいるとは限らない。逆に言うと地球型以外の生命が存在する可能性はある。

最初に見つかったのは「デカい」奴らで、何なら主星(惑星系における太陽に相当する星)に近いので熱かったりする。高温・巨大重力で生命の可能性はない。

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月。いつもこの顔を地球に向けている。陸上競技のハンマー投げを思い起こされたい。ハンマーは投擲者の周りをぐるぐる回るが、ワイヤーで結ばれているので、投擲者はいつもハンマー球体の同じ部分を見ている。月は最初はもっと高速で自転したいたが、半分にぶった切ったとき、この面の方が重く、重い方を地球に向けた状態で安定した。

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惑星系でも「惑星の片側がずっと主星を向いている」状態で安定するスタイルは当然発生する。こりは太陽から40光年「トラピスト1」と呼ばれる暗い星とお供の惑星系の想像図で、軌道が極めて安定していることから、惑星はみんな主星を向いているとされる。この時、主星に向いていてその熱と光を受けている部分だけ水がある、というパターンが発生しうる。外から見たとき水のある部分だけ目玉の水晶体のように見えるので「アイボール・アース」(目玉型地球)という。上掲惑星系のf星の想像図を拡大したのがこれ↓

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ただこいつ、「水のある部分はずっと昼」なわけで、仮に生命が存在しても地球型とは異なるであろうし、「表と裏の温度差」は大きいだろうから、強烈な大気対流活動……「いつも台風」……な可能性も高い。なお太陽系では金星がこの「ずっと主星を向いている」であるが、ちょっとだけ太陽に近かったせいか、いわゆる「温室効果」が暴走し、表面温度は500℃近い文字通りの煉獄になっている。

では地球はそうなる可能性はないのか。実は地球も誕生当初(46億年前)に比べると次第に自転速度は落ちてきている。10億年以上前は「6時間」程度だったとみられ、現在はほぼ24時間である。ただ、地球の場合。

・テクトニクス(大陸移動)があり、重心が一定じゃない
・月が(衛星としては)クソでかく地球を引っ張っており、主星-惑星以外にも「引っ張り合い」の関係がある

等で、「2億年で1時間程度のペースで遅くなっているように見えるが、100年単位だと速くなったり遅くなったりしている」状態で、一本調子で減って行くかは謎である。あるがしかし、水があって、ナントカのまんまという環境でも無く、それが億年単位で維持された結果がこの水と命の星なワケで、それは確率自体は低いのであろう。

こんな星はなかなかないので大切にしましょうw

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今日のお昼の地球さん。熱帯低気圧ぐーるぐる。

2025年7月30日 (水)

津波いきなり

在宅勤務のいいところは5分前に起きても仕事が出来る。……おや?

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津波?何かあったっけ。ちょっと前に「三陸沖地下100キロ」って速報来てたがまさかねぇ。

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実態はこうであった。緊急地震速報はこんな日本本土から1500キロ離れた震源を算出するようには出来てねぇ。震度データに合致する無理矢理な答えが「地下100キロ」だったのだ。

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当初M8と来たが、日本列島全体が揺すられるレベルならなまらでけぇに相違ない。程なくM8.7になり、津波警報に切り替わった。

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M8.7というのは東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(M9.0)に近く、宝永地震(1707推定値)と値を同じくする。

さてこの震源域では1952年にM9.0の「カムチャツカ地震」が発生し、現地で津波により2300人余が犠牲になっている。日本にも津波が来て検潮所で1メートル。遡上高は8メートルという記録が残っている。問題はだ。

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これは根室花咲港の検潮所で拾った値である。一般に波動は「周波数が低い・波長が長い」方が遠くまで届く。すなわち、音なら低音だし(だからライブコンサートの騒音はズンズンした音だけで不快なのである)、地震なら長周期地震動、津波はこうした30分サイクルとかになる。そして遠くまで届いているわけで応じたエネルギーがある。「30分掛かってじわじわ水位が上がって行く海からの洪水」である。その最たるものは1960年「チリ地震津波」である。南米チリ沖で発生したM9.5という凄まじい地震で津波が発生。ほぼ丸一日がかりで日本に達し、大きな被害をもたらした。

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(しかも朝の4時とか)

この時は60分サイクルであった。周期が長いと言うことは「ずーっと押し波・ずーっと引き波」ということだ。

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映画やアニメに出てくる津波はこういうのが多い(参考:未来少年コナン)。実際こういうのもあるが(段波という)。多くの場合「ザッパーン」ではなく、「ずっとこの高さ」である。そして直接最速で届く1発目よりも、どこかで反射した波同士が重なり合った2波、3波の方が大きくなる事が多い。1952年では第1波をやり過ごして家に戻ったロシアの村が2波めで被害を受けたし、その時日本の最高潮位は地震発生から9時間後に記録されている。今回も花咲のデータにあるように第5波が最も大きくなった。

【遠くて大きな地震による津波のまとめ】
・エネルギーが高く、周期の長い津波が卓越する
・長時間押し、長時間引き、となる。波というより「海から来る洪水」である
・反射や回折によって波が重なり合い、後から大きな波が来ることもある

今回「津波警報」に至ったのは、1952年の再来と考えたからで、大げさな反応ではないだろう。何も被害がなかったところも、訓練と捉え、南海トラフなどの本物が来たときに生かせば良いと思われる。

南海トラフ超巨大地震である宝永地震から300年を経過した。

 

2025年7月24日 (木)

Oh!ニホンゴムズカシデス

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お?どこ?と思ったら「夏休み1ヶ月弱」という言い方の解釈から飛び火してこれの解釈間違いがー。って話。

端的に言うと「元々『震度5』だったが、弱めの奴と強めの奴に更に分けた」となる。「弱い震度5」と「強い震度5」になった。

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最初は「0~6」の7段階で、福井地震(1948)の建物倒壊の酷さから「7」が追加された。その段階の震度階級が↑である。「6」と「7」の識別が「家屋倒壊率」になっていることから判るように、「7だったかどうか」は被害状況を調べてから決まる。この「調べた結果震度7」が最初に(というか唯一)適用されたのが兵庫県南部地震(阪神淡路大震災・1995)である。が、兵庫県南部地震で建物の耐震性能が強化された上に「戸障子」「石灯籠」など、減ってきたブツの状態で判断するのは困難。そして何より「見た目・主観」で決まるので決定者により誤差が大きい……となったことから、地震計の拾った数値を直接震度に置き換える運用に改められた。

・地震計が拾ってきた加速度をフーリエ変換する(周波数ごとに分解して処理するため)
・ある加速度以上を有する時間合計が0.3秒になるように基準化する。この値をaとする
・震度I=2loga+0.94にて求める

もちろん、過去の体感にフィッティングするような実験式である。で、得られた値Iを。

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こう区分けしたのだ。旧「5」や「6」では値の幅が大きすぎるという判断である。素直に「0~9」にしときゃ良かったのに(9という数字のクライマックス感も使える)、「0~7」に合わせ込んだからこうなった。「5弱」は震度4.5~5.0未満。「5強」は5.0~5.5未満となる。

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現在の震度と起こること。「7」は恐怖が先に立って身体が固まってしまう。「7が来ても大丈夫な空間」に直ちに身を寄せる必要がある。

しっかり理解して備えを。

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