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2023年11月 2日 (木)

面倒くさい一つ一つは尊い犠牲の反映なのよ

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ソース・pdf

「労災」のミーティング。定期的にある。事例を紹介し、学習し、最後にヨシ。

大手企業での事故例。積み荷が落下して死亡事故。

・原因:作業を急ごうと「地切り」を怠り、急速に持ち上げたところスリング(吊り紐)が切れた

「あー」
「あー」

地切りというのは積み荷を少し持ち上げて様子見すること。バランスが悪い場合、荷重の移動と偏倚が発生する。鉄ヲタには流し起動でブレーキの寛解を確認するのと同義と言えば良いか。この事故は吊り紐が鋼材の角に掛かっているのに気づかず、地切りを省略して急速に持ち上げたため、まぁ角部がナイフエッジのように作用したんでしょうね。荷物が振動してゴリゴリブチッと。

犠牲者が出ているので茶化した書き方したくはないが、「何で?」「面倒くさい」と思う作業上の一つ一つの手続きやルールは、ほぼほぼ、過去の事故の教訓を反映している。めったに起こることではないが、起こったら取り返しが付かない……そうした事例が、これら手続きの一つ一つに隠されている、と見た方が正しい。自転車バイクのヘルメット、交通ルール、とりわけ一時停止。一時停止は「自分が入れるかどうか」確認するためじゃないのよ。一度止まることで、再発進して危険を見つけた時スグ止まれるためにやるのよ。

今日も一日ご安全に。

2023年10月 9日 (月)

とりあえず津波は来た

スマホがピコン「津波注意報」あん?地震速報は何も無かったが。

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気象庁曰く「津波が観測されたので注意報を出しました」後付けかい。

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鳥島近海の地震がそれっぽい。気象庁はマグニチュード不明と言い、米国USGSは5.0~5.5前後を推定している。ただ「M6未満」で津波というのは考えにくい。

地震との因果関係がはっきりしない津波被害としては、天正地震(1586年)慶長地震(1605年)トンガ海底噴火(2022年)などが知られる。天正地震は伊勢湾、若狭湾、琵琶湖(?)で津波が生じたとされ、これらを説明できる地震が思いつかない。慶長地震は京都で人が感じたかどうか議論になるレベルの割りには大津波が襲って人的被害が5千を超える。チリ地震のような遠い地震に基づく津波や、海底地滑りなど諸説シミュレーションされているが結論はない。トンガの火山噴火に伴うものは爆発による気圧変動で海面が持ち上がったもので、海底の変化で水面が変動する通常の津波と成因が異なる。

鳥島近海の地震と津波は1984年以降観測されており、海底火山の活動や、この海底火山により海底構造が崩れたりすることで、地震の割りに地形の変化が大きいのでは?等々、これも諸説あるが結論は出ていない。

いずれにせよ「海溝地震→津波」は十分条件だが、「津波の原因は地震」は必要条件の一つに過ぎない。このことは「海面変動を起こす要因」をもっと考えておく必要がある、と言える。「来たので注意報出しました」では防災・減災に何も寄与しない。

過去に、「地震とペアになってないから」という理由で虚報扱いされた津波の記録はないのだろうか。

2023年9月26日 (火)

それぞれの9月26日

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伊勢湾、狩野川、洞爺丸。

いずれも甚大な被害を出した昭和の台風で、揃って「9月26日」に上陸している。

同様に枕崎台風や第2室戸台風などが9月17日に上陸している。これらをして台風の特異日とか言う。

他に特異日として有名なのは10月10日や11月3日、元日などの「晴れの特異日」であろうか。

「秋」という季節は高気圧と気圧の谷が交互にやってくる。イトマキヒトデが北極の上に貼り付いている姿を思い浮かべていただきたい。彼の「脚」が北から南へ向かう寒気の流れで、脚と脚の間は南から北へ向かう暖気の流れである(ロスビー循環)。このヒトデは自転の影響を受けて回っており、寒気が降りてくる期間と暖気が上がって行く期間が交互に訪れる。これは夏の終わりから動き出し、一方、太陽が赤道の方へ動いて行くので、そっちでは台風が発達する。ヒトデが動き出すタイミングは大体決まっているから、台風が暖気の一環として上がってくるタイミングも大体似通ってくる。こうなる。

ただ。

「温暖化」がこのヒトデの活動開始をどんどん遅らせていることは容易に想像が付くであろう。それは「より強力」な台風を「より遅く」もたらす可能性を示唆する。

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11月に900hPa・85m/sでフィリピンを襲った台風「海燕」。

晴れの日を含めて「特異日」が徐々にその特異性を失っている。平年とか、パターンとか、経験が当てはまらない状況を迎えつつある。

令和の今に犠牲5000とかあり得ない……似たような油断がもたらした被害こそが伊勢湾台風である。令和だからこそ見過ごしていることはないだろうか。

2023年9月19日 (火)

労災ばっか

全員メール:腰痛災害多発。資料を熟読し注意のこと。おーん。

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で、世間もこの有様。偶然には思えんよ。「人手不足の中で納期優先」これやろ。

建設も解体も「作業内容は現物合わせの都度都度」(非定常作業)であるから、作業に伴うリスクは「やってみなくちゃ判らない」ものが幾らか含まれる。なので可能な限りでリスクを想定する「KYT(キケンヨチトレーニング)」をやったりする。だがそれは実際の作業のための時間を削ってしまう。

建設であれ解体であれ、予算の範囲内で済ませろ、であるから、時間を掛けるのは余計な賃金を支払うことに繋がり、実入りが減る。納期も余裕がない場合が多い。いいから早くやれ。こうなる。慣れると雑になってミスをする。ミスは事故を起こし、人命と多大な賠償と信用が失われる。こうなる。するとここに、多大な損失を防ぐためには応じたコストが必要という結論が導かれる。このコストと損失の関係を表す数式を損失関数という。計算しないが、KYTにある程度の時間を割いてせめてもこれだけは注意しようと声に出すだけで意外と効果はあるもの。5分の朝礼で命が助かるなら。保護具や安全装置のコストが工事やり直しの額を超えることはあるまい。

安全第一で行こう、ヨシ。

 

2023年9月 6日 (水)

雨にも負けるし夏の暑さにも負ける

人はそれを「老化」と呼ぶ。

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こんなのが来て。

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こうなる。在宅勤務で良かったような申し訳ないような。

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ただおかげで気温は上がるのを諦めた感じで、ちょっとほっとできる。

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熱低(12号の残骸)まだ生きとるんかワレ。天気図の形は引き続き「東海で大雨」。もう少し警戒。

2023年9月 5日 (火)

リマインド・あの日の大雨

「東海地方の8月下旬~9月」は近年大雨が多い。

●2013年9月4日

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低気圧は台風のなれの果て。低気圧は反時計回りの風、高気圧は時計回りの風、両方が丁度東海地方で収束。雲が発達し大雨になった。

●2008年8月29日

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気圧配置はほぼ一緒。名古屋市は岡崎ほどにはならなかった、というのが正直。

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住んでたアパートの側溝があふれ、この程度であるが水に浸かった。

●2000年9月11日

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いわゆる東海豪雨。台風の位置が上記2例と異なるが、本州上に前線があって風の向き自体は一緒。

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ソース

盛大に溢れているが、ここはそもそも「氾濫原」。ある意味機能した形だが21世紀には合わないわな。我が家の所在はこれを教訓に場所を選んである。

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そして今回。

予想されるなら応じた警戒が出来る。自己備忘として。

2023年9月 1日 (金)

関東大震災より100年経過

2023年9月1日は、大正関東地震、および、火災を中心とする深甚なる複合大災害となった関東大震災より丁度100年である。防災の日が9月1日なのはここに端を発する。

以降、地震の科学的研究、建物や街作りにおける防災の視点反映、そして訓練など意識構築を続けているのであるが、兵庫県南部地震、東北地方太平洋沖地震など、数え切れない人的犠牲を伴っており、決して目的を達成できていない。

今一度当時の状況を令和現在の知見と技術で再現し、把握しておくことは、当時失われた人命に報い、次なる大地震への備えに資するものと判断できる。「11時58分の地震とその後の火事」でまとめるのは本質を見失う。読まれると「そこまでするか」的な恐怖を覚えるかもしれないが、「南海トラフ」は類似があり得る。備え、構え、そして逃げて生き延びるために、自らの意識付けのためにここに記しておく。

●地震動そのもの

11時58分マグニチュード7.9。調べるとこう出てくる。しかし実態は。

・11:58 M7.9 神奈川県西部-相模湾
・12:01 M7.2 東京湾北部
・12:03 M7.3 神奈川県・山梨県・静岡県県境付近
・12:17 M6.4 伊豆大島近海
・12:23 M6.5 相模湾
・12:40 M6.5 相模湾
・12:47 M6.8 山梨県中・西部

1時間の間に大きな地震がこれだけ連続して起きている

●津波

熱海:5~6分後引き波→第1波(床上浸水)→地震後15分くらいで7~8m。場所により12m
伊東:8~10分後(21世紀のシミュレーション)9m
鎌倉:引き波の後20分後に7~8m

●土砂崩れ等

丹沢山地を中心に多く発生。有名なのは白糸川で発生した山津波(岩屑流)。距離6キロを5分で流れ下ったという。他に東海道本線根府川駅に停車中の列車もろとも押し流した土石流も知られている。

●火災

都内で100箇所、神奈川で30箇所以上から発生した。台風が日本海から北日本を横切り太平洋側へ抜けるという移動をしており、風が強く、東京市の4割が延焼する大火になった。「竜巻」は強い上昇気流で発生するが、その上昇気流を火事が起こした場合でも発生しうる。「火災旋風」と呼ばれ、要するに炎の竜巻である。

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 陸軍被服廠(ひふくしょう)の跡地に避難していた人々を襲い、ここだけで3万8千人がなくなったと言われる。

●要するに?

東北地方太平洋沖地震と同じ「海溝型」が「直下」で発生した。突然の大きな地震動で建物が倒壊し、火を噴く。本震の揺れが収まらぬうちにM7クラスの余震が襲う。ずっと揺れてる中を倒壊・落下を避けなければならない。生き延びて逃げるにも避難場所や経路なんてものはない。とりあえず家財道具一式持って右往左往しているうちに火に阻まれ、追い詰められたところを火災旋風が襲う。海へ逃げたら津波が襲う。

教訓を拾うなら「揺れたら身の安全を確保し、揺れが耐えられるレベルまで収まってきたら、必要最小限のものだけ持って避難所へ逃げろ。余震のさらなる倒壊と火事に気をつけながら逃げろ。身の安全が確保できるように耐震の養生をし、持ち出す荷物はまとめておけ」……我々は出来るのだろうか。

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●南海トラフに向かって

マグニチュード9と言われる。数字だけ見ると東北地方太平洋沖地震と同じである。

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違うのは震源域が陸域に及ぶこと。携帯やテレビ緊急地震速報は、初期微動と主要動の時間差から到達時間を予測して警報を出す。東北地方太平洋沖地震ではこれで陸域は間に合った。比して真下で起きたら当然間に合わない。予知しようとしているが、前駆的な地殻変動であるプレスリップを捕まえたとしても数時間である。警戒宣言は閣議で決まるが、データの異常→センセイの招集→審議……じじいかき集めている間に来るだろ。いきなり来ると考えた方が良い。

 

強弱を繰り返しながら7分。その間に上記回避行動を取る。準備と、訓練と、恐怖に打ち勝ってそれを実行する胆力が求められる。

100年を経て建物は強くなり避難所とそのルートも整備された。ただ逆に言うと「路頭に迷う必要は無くなった」というだけかも知れぬ。

↓お目通しください。

気象庁関東大震災特設サイト

2023年8月18日 (金)

楽園の隣で

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ハワイ州観光局

マウイ島で大規模な山火事と都市部への延焼が生じた。

数の問題ではないのだが、行方不明が4桁というから大変な惨事である。

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(wiki)

「なぜ、そうなったか」はいろんな人がいろんなことを言っている。

・極度の乾燥で自然発火したものと、強風で送電線が切れたり電柱が倒れる等して発火したものがある
・ハリケーンと乾燥をもたらした高気圧によって強風が吹き荒れて火が瞬く間に広がった
・警報サイレンが鳴らされなかった

サイレンについては、やはりいろんな人がいろんなことを言っているが、災害全般が対象だが、使った訓練は津波想定だけであったので、住民が火元である山へ逃げる可能性を考えて使わなかった……あたりが真相らしい。ただ、サイレン鳴らして家から出れば「異常」は誰でも察知できたはずで、「使える手段は皆使う」で対応して欲しかった、という気がする。

さてこの災害でピックアップしておきたいのは、

・強風下
・クルマで逃げようとして身動き取れなくなった

である。強風……しかも台風を遠因とするものは数回起きているが、著名極まるのは関東大震災であろう。この日、日本海側に台風があって、前線を伴いながら三陸沖へ駆け抜け、強い南風が強い北風に変わっていったという。家財道具を大八車に載せて集まっていた人々は逃げる間がなかった。……同じ構図である。大火は想定外だったせいであろうが類例再発は残念極まりない。なお、以降、日本で火事は必要最小限のものだけ持って逃げろとしている。

・電柱に老朽化したモノが多く、強風下倒壊の危険が指摘されたにもかかわらず、送電を停止しなかった

「電気」が火災を拡大する因子と指摘されたのは兵庫県南部地震である。なまじ再通電したばかりに倒壊家屋で壊れた家電品や電気ストーブに電気が流れ、過熱等で火元になったと伝えられる。併せて火災危険の因子として記憶しておいて良いであろう。なお2020年代に新たに設置・交換されたブレーカーは震度5強以上で自動的に遮断する。

全貌が見えない中で訴訟だコストだ始めていてさすがアメリカというところだが、まずは人の命と尊厳、生活の維持じゃないのか。

住宅が密集し、地震と台風のある我が国の教訓としてここに記録する。

 

2023年8月15日 (火)

寄りにもよって真ん中を

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こと、名古屋に関する限り、距離と風向きから大過なく。

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ど真ん中をまぁ・

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新幹線ほかJR。私鉄各線ビッタビタに止まって、過剰反応と見る向きもあるようだが、「何か起こる」よりはええやろ。それより不思議なのは「駅へ来て初めて知った」とか「止めると知っていたがとりあえず来てみた」って手合いが少なからずいること。「困りました」……二日前から言ってたじゃんか。なんだろ、「何でも見られる手のひらデバイス」持ってるくせに「見たいモノしか見てません」みたいな。

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暴風警報は出ましたが、としておくわ(最大瞬間風速は20.2m/s)

2023年8月 7日 (月)

木で出来た枕木の行方

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(名鉄瀬戸線)

枕「木」の名の通り元来木製である。英語ではsleeperまたはcrosstieとも。日本語の枕木は前者由来と言えよう。後者は「繋ぐ」を意味するtie(音楽でタイとスラーって習ったでしょ)と交差を意味するCROSSの合成語。

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さてこのところ「木の枕木」を使った路線で脱線事故が相次いだ。まぁ「犬釘」という楔が打ち込まれた状態で木目に沿って力が加わるので、いつかは壊れる。影響ない範囲で交換するか、「コンクリートの枕木」に交換するしかない。なお、コンクリート製が常識の昨今、「枕木」という漢字は機能が実体と乖離していることから「マクラギ」とカタカナ表記にすることが増えてきた。コンクリート製はプレストレスト・コンクリートを採用していることから、PCマクラギと略称される。それはさておき。

PC化は理想だが当然カネが掛かるので、木で問題なければ木のママ運用しちゃうというのが実態であろう。特に「しなの」みたいな三セクや、弘南は弘前でもうすぐ100年という会社だが、ここ数年のコロナ客離れは経営状態を引っ張っている。

「手を付けたいが無い袖は振れない」が実態ではないのか。

PC構造物は50円/kgとからしいので、マクラギ1本160kgくらいだと8000円。閑散線区では1.2m間隔で配置してもよいので、例えば弘南大鰐線の場合路線長14キロからざっくり12000本(すれ違い出来る駅など当然もっと必要だがざっくり)。9600万円。

マクラギの費用だけね。レールとの締結蔵置等諸費用工事費別。

クラファンやったら?マクラギ1本1万円とか妥当じゃないのか。事故の回復費用よりは安いと思うが。

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比して同情余地なしなのがこっち。いや根本的にマズいんちゃう、ヒガシは。

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