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アルゴ・ムーンライト・プロジェクト第3部-061-

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「複数の衛星が同期しながら位置移動しています。チェスの陣形を整えるようなものかと」
「対象は本船か?」
「探知は受けていません。本船を破壊する目的とは思われません」
 レムリアは自画面を見て答え、次いで、それら複数の衛星が地球へ向けてレーザー光線を出している旨の解析結果を受け取った。
「照準用と見られます。何か地球上の目標を示しています」
「衛星に近づけ。詳細を分析し、必要であれば破壊せよ」
 船は地球へ向け取って返す。十数秒がもどかしい。
「船長、全数破壊するには燃料が不足だ」
 ラングレヌス。
 一方、地球へ近づいたことにより、衛星が発しているレーザビームがどこに向けられているかが見えてきた。
「東京」
「なんだと?」
 相原の顔が猛る獅子の如くと化したのをレムリアは覚えている。
「全速!」
 アルフォンススの声に船は流星と化す。
 


 
 東京・秋葉原(あきはばら)。
 買い物客で賑わう“電気の街”も、今日ばかりは厳戒体制下に置かれていた。
 言うまでもない、“武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律”俗に言う“有事”の措置だ。
 ここ秋葉原では、街を東西に横切るJR総武(そうぶ)線の高架下にバリケードが設置され、陸上自衛隊と在日合衆国軍の兵士が居並び、さながら威嚇のようだ。片側三車線である国道17号道路は、中央寄りが非常用に確保され、一般車は両脇に寄せられている。足止めを喰らった人々はビル等建物の出入り口に集められ、手に手に携帯端末をいじったり、街頭動画のニュースを見たり。
 夕刻近く。
 居並ぶ迷彩服が色めき立って動き出した。
 高架下バリケードに配置されていた戦車が動き、砲塔をヘビの頭のように持ち上げ、
 いきなり発砲する。
 轟音は商業ビルの谷間を反響しながら駆け回り、当然、幾らかパニックを惹起した。人々が逃げ惑い、警官や自衛隊員らが近場のビルへ入るよう指示する。
Sn3n0062
(当該ガード下より見上げる)
 
(つづく)

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