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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-012-

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「ウソでしょ。秋葉原に出入りして変態商品買ってくる男だよ。本当のこと言っていいのよ。何か変なことされたんじゃない?」
「あ、それはないです。……へ、へんたい、です、か」
 レムリアは苦笑しながら、だぶだぶ袖の手先をぱたぱた左右に振った。ちなみにHENTAIは海外でもかなりの確率で通用し、嫌悪、或いは失笑の対象となる。
「それは無くても他にはあるとか?」
 レムリアは笑った。半ば根負け。
「……判りました後でお話しします。でも、彼が恥ずかしがるから、女同士で秘密裏にということで」
 レムリアはセリフの後半、ひそひそ声で言った。
「判った。顔洗ってらっしゃい」
 母親が同じくひそひそ声で応じる。
「はーい。じゃぁ洗面所お借りします。はいネコタレちゃんは待っててね」
 レムリアはネコタレを下ろし、ドアを開け、部屋から出、閉めた。
 ぽーっとした顔で母親がレムリアを見送る。
 程なくして再度ドアが開く。
「あらもう終わったの?」
「なんじゃ?」
「なんだお前か」
「朝っぱらから言ってくれるじゃんか……って痛ててててて。なんでいきなり噛んで来るんだよてめぇは」
 ネコタレが不満そうに唸った。
 朝食はレムリアのリクエストもあって純和風にした。ご飯にみそ汁、ししゃもに納豆、大根おろし、生卵。
「納豆は400回練るんだよね」
 欧州在住の姫君のすることではない。ではないのだが、ややぎこちないながらも、納豆を混ぜる様が取り立てて違和感ないことに違和感。
「学あんたさぁ。……この子と替わらない?」
 相原はみそ汁を熱いまま飲み込んでしまった。
「けほ……なんじゃい馬鹿たれ……」
「やっぱいいよ女の子は。あんたはもう、飽きた」
「本音に聞こえるんだが」
「本音だもん。インターネットのオークションで引き取ってもらうかね」
「人身売買は禁止」
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(つづく)

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