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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-013-

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「そこに突っ込むかいこの息子は」
 レムリアは吹きだした。
「すいません笑えてしまってご飯食べられません」
「だって彼女何やっても可愛いんだもの。お母さん参っちゃうよ。あんたには友達にするにも勿体ない。下僕で仕方なく使ってもらう位でちょうどいい。どうやって知り合ったの。ウソ付くとひどいよ」
「しつこいね。偶然及びインターネット最強」
「本当?」
 息子の言に、母親はレムリアに真偽を尋ねた。
「ええまぁ、ウソでは無い、とはお答えできるかと」
 レムリアは言い、ご飯茶碗の真ん中の米飯を箸でかき分けて穴を作り、生卵をそこへ落とした。
「いきなり庶民的な技知ってるねぇ」
「ここにおわします年上の友人に教えてもらいまして」
 醤油を垂らし、納豆をそこに載せ、混ぜて一気にかきこむ。
「……しあわせ」
 頬をリスのように膨らませてコメント。
「おもしろい姫様だこと。そんなのより普段食べてる方がおいしいんじゃないの?」
「いいえアパートで一人暮らしの自炊ですもの。食材も調理のバリエーションも乏しいですし。お母様のご飯おいしゅうございます」
「納豆や卵は作ってないけど?ししゃももスーパーで20円引きだし。しかもそれ正確に言うとカペリンって魚でししゃもじゃないの」
「え?あ?そうなんですか……すいません」
 照れ隠しに軽やかに笑う。
 その表情に母親も相原も思わず笑顔になる。
「ほんと、娘っていいねぇ。学、私は今、あんたがここにいることをつくづく後悔している」
「オレが居なければ彼女もここに居ないわけで」
「それは判らないじゃない。さて、あたしゃパート行くよ。あんたらは今日どうすんの?お昼は?」
「アキバ(秋葉原)と新宿」
「あ、秋葉原行きたい」
 嬉しそうなレムリア。
 対して母親は渋面になった。
「秋葉原!?あんなとこに姫さん連れてってどーすんの。変態商品の毒気に当てるつもり?」
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(つづく)

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