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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-014-

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「なんでそう秋葉原と変態が……」
「変態じゃない。この間買ってきたアレ何よ。マンガみたいな女の子の絵が付いた……」
「太陽電池なんだよあれでも中身は。しょーがないでしょが、メーカーのCMキャラクターがあの女の子なんだから」
(作者註:実在する。「太陽電池 萌え」で検索せよ)
「不自然きわまる」
「その不自然ちぐはぐな取り合わせを、おもしろいと感じさせて手に取るように仕向ける作戦なんだよ。実際問題として発電効率が一番いいから選んだんだけどもが。パソの下に置いてあるから見てみるがよろし。あれでも外為法の該当品(※)だぞ」
「……判ったよ。姫さん。注意しなね。いざとなれば大声出せば誰か来てくれるし、そうだ、おばさんの携帯番号……」
「あ、大丈夫です。……その、多分」
 苦笑と共に、そして、間を置いて付け加えられた最後の一言に、相原はくずおれた。
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 ※該当品:「輸出貿易管理令別表第一」に記載されている物品、の意。輸出する際には国の許可が要る
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 相原宅から秋葉原まで、バスと電車を乗り継いで2時間弱。
 道中で相原はレムリアに鉄道・バス共通のIC改札カード“suica(スイカ)”を手渡した。
「え、いいの、こんなの」
「いいの。それ持ってれば好き放題東京来られるでしょうが。電子マネーにもなってて、買い物するとポイント溜まる。とりあえず母親の名前でユーザー登録してある」
 相原は兄貴風を吹かせたとでも評すか、少々、威張って聞こえる風に言った。
「あそ。あのーところでさ、こういうの渡すって、生活環境の一部を移せって意味だよねぇ。そこまで進んでたっけ私たち」
 上目遣いでチラと見る。
 すると相原は黙り、レムリアを見、ついで目を見開いて真っ赤になった。
「いやいやいや考えすぎすぎ。いやあのね、それはね、持ってれば自由に動けるかなぁと。急に行き先変えたりとか柔軟に対応できるし」
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(つづく)

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