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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-019-

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 大きな道へ出る。左右方向に通行量は非常に多い。国道17号。旧五街道の一つ。
 休日の昼以降は歩行者天国になるが、今は昼食にはまだ早い。
 青信号を待って横切り、少し進んで相原が入った店には、カメラの類がたくさん。
 一般的なデジタルカメラの他、一千万円もする放送局用のテレビカメラ、更にはカメラ内蔵の靴やライターなどという物まで置いてある。レムリアは価格や機能にのけぞったり眉をひそめたり。
「あーこれだ」
 相原が手にしたのは、大きめのサイコロサイズの小さなデジカメ。携帯電話内蔵品を単独で箱に収めたような仕様、といえば判りやすいか。
「いらっしゃいませ」
 店員が飛んでくる。客に案内と言うより、小型故に万引き警戒というのが正確なところか。
 攻撃的な心理の持ち主は、レムリアにはたちどころに判る。とげとげしさは、幾ら表情や口調を繕っても隠しおおせるものではない。
「そちらですか?そちらは小型で画素数も……」
「試してみていい?」
「……ああ、どうぞどうぞ」
 相原は長くなりそうな店員の売り込み文句を遮り、先ほど購入したアダプターを取り出した。
 使ってレムリアの電話につなぐ。電話のメニューからオプション、カメラ、キャプチャー(と、英語で書いてある)を選んで行く。
 カメラの画像が携帯電話の液晶画面に表示。
「へぇ、こんなこと出来るんだ」
「あとはこの電話から、……説明書にあると思うんだが、データセンターにダイヤルすると、データセンター経由で画像を添付ファイルにしてメールで飛ばせる。動画チャット……メッセンジャーの動画版ね、あれにも接続できる。通信費用はかさばるけどね」
「すごいね」
「持ってきな。医師の意見を聞いたり的確な指示を受けたりするのにきっと役立つ」
「え!」
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(つづく)

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