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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-054-

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「んなもんだからさ。姫ちゃん来た時、あなた隠し子って言ったけど、ホントそんな気分になったよ。それで?こいつ後ろ向いてるようだから、聞かせてもらおうかい?“なれそめ”をさ」
「バカこけ」
 そう言う相原の背中に笑いながら、レムリアは“そもそもの始まり”を口にした。
「昨年、某超大国の軍事コンピュータが不正情報操作をされ、迎撃ミサイルが多数発射されるという事故がございました……」
 それは国防総省の防空コンピュータシステムが、強い電磁波(と、報道されている)によってハッキング、ありもしない弾道ミサイルに対して迎撃したという事故である。端的には核ミサイルが世界中……とりわけ旧冷戦時代の共産主義諸国にばらまかれた。
「ああ、あったねぇ。さすがに死ぬかと思ったけどね」
「某国はミサイルの自爆や破壊を試みました。幾つか失敗しましたが、これに欧州より超高速宇宙船を派遣、全ミサイルを追尾処理して事なきを得ました。しかし、某国は、高速宇宙船を事件の主犯として攻撃に出ました。何か罪をかぶせようとしたようです。船は最終的に東京秋葉原に不時着、マスコミを前に真相を公開して某国の間違いであると判るわけですが、その直前に高速船の乗組員が一人撃たれます。それが私です」
「ああ、あれテレビで見てたよ。……そうかい、あの時撃たれたのは姫ちゃんだったんかい」
「ええまぁ。それで、その場に居合わせたこの歩く変態商品さんに助けられて輸血までしてもらってと。そういう次第です」
 レムリアは、その時他ならぬ変態商品も一緒に船に乗っていたことは話さなかった。
 そのきっかけとなると、やや超自然的な要素を含むからであろう。一方で相原がちょうどその時秋葉原にいるのは何ら不自然ではない。
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(つづく)

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