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【魔法少女レムリアシリーズ】ミラクル・プリンセス-073-

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 レムリアは言い、男の子のズボンのポケットを指差し、指先をぱちんと鳴らした。
「え?」
「ポケット見てみましょう」
 男の子が半信半疑という顔でポケットに手を入れると、きちんと組み立てられたバスのミニカー。
「あ、すっげー!」
「いいないいな~」
 他の男の子達から羨望の眼差し。ずるいという声もある。なお、ただ見て歓声を上げていただけの子供達が、レムリアと会話するようになったことに注意されたい。
「ハイハイ判りました」
 レムリアは笑って。
「さっきの紙ヘリコプター拾った男の子手を挙げて!」
 応じたのは5人か6人か。
「そのヘリコプターの紙を開いてみましょう……」
 レムリアのセリフに誘われて、男の子の1人がカミコプターを開く。
 そこにはトラック。
「あっ!」
 残りの子供達もめいめい開き、トラックの存在を確認。
大喜び。だが、この時点であと3人ほど何ももらっていない男の子がいる。悲しそうな目でレムリアを見る。
「由利香ちゃん、帽子を取ってください」
「はいはい」
 由利香ちゃんがシルクハットを取る。
レムリアはそのまま、彼女を悲しそうな男の子の元へ連れて行った。
「お手々出して」
 男の子が手のひらを差し出す。そこに由利香ちゃんがシルクハットを伏せてかぶせ、
「ワン、ツー、スリー」
 パッと取ると手のひらにスポーツカー。
 その時女の子でカミコプターを取った子が、同様に紙を開いた。
 中に入っていたのは糸とビーズ。
 更にもう一人の子の紙には、宝石を模したプラスチック。糸通しの穴が空いている。
「それは、今日ここに来られなかったお友達に、作ってあげてくれるかな」
 レムリアは言った。つまり、糸とビーズと、プラスチックの宝石でネックレスなどアクセサリーを。
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(つづく)

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