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星の川辺で~あとがきもどき・短歌詠むこと物語紡ぐこと~

この物語は歌人、笹公人さん()のラジオ番組中の発言
 
「『短歌くん』というキャラクターがいましてね。いつも短歌書くための短冊持ち歩いているんです」(註:「すのぴさんそれいて欲しいなぁって空想キャラだからね」by笹さん)
 
に触発されて出来たものである。短冊は大げさにしても、ノートや手帳に短歌や俳句を作っちゃ書き留め、ていう方はあろうし、スマートフォンでツイッターなど、こと日本においては、そのためのデバイスなのではという気すらする。
元より物語に関しては「書きたい」という衝動に駆られて書いている節があった。そのショートバージョンとして「これ短歌にまとめたい」というのも、ある程度の割合存在した。前述笹さんのラジオ番組で短歌を募集した際に、その出されたお題に衝動が反応した。で、応募してみた結果、結社へ誘われ、塩尻で3ショット、となるのである。なんぞこの急展開。
さておき、もちろんそういう流れであるから、短歌に関して積み上げは皆無である。そこで色々試した結果、結局のところ必要なのは「短歌にまとめたい」という衝動であることに帰着・回帰した。脳内で活動するエンジンも、物語紡ぐのと同じ場所である。すなわち得られる結果は天啓待ち(後述)に近い。ある意味で楽ではあるが、ある意味無理ゲーである。物語は浮かぶまま気ままで良いが、短歌は結社に属した以上コンスタントなアウトプットが必要になるからだ。最も物語自体量産が効く状況になっているので、短歌も衝動働く(何だこの似た文字3連発)ように、アンテナの感度を上げて対処しているところである。ただ、短歌の大いなる特徴は「歌」であることだ。つまりリズムがある。物語は速度もリズムも好き放題コントロールできるが、短歌はある程度束縛する。ただそこに如何にして突っ込むか、が醍醐味とも言える。共通点は「稠密さ」と書けるか。だらだら引き延ばそうとしたらいくらでも伸ばせる。美少女だと表現するのに産毛輝く白い二の腕とか始めればエロスまでくっついてくる。だが本質とは無関係だからバッサ切る。冗長を切り落として本質を純化結晶し、それで臨場感備えればベストと言えるか。さて私はどっちについて述べたでしょう。ね?一緒でしょ?百枚二百枚引きつけて引っ張れば勝利。三十一文字から無限を見せればまた勝利。オレの場合ね。ちなみにこういうギュウギュウ押し込むのって、日本人古来大好きであることに注意されたい。縄文土器の文様から万葉の建築装飾から蒔絵に螺鈿、模型やフィギュアもその系統。単に精密なだけでは無い。ギュッと詰まってる。エレクトロニクスの小形化軽量化の波に乗れたのはある意味当然。
戻って。
この話では一切のコントロールを「二人」に、とりわけ彼女に任せた。プロットもシノプシスも作っていない。いやいつも作ってない成り行き任せの極北、前述の通りある種天啓待ちとすら言えるものだが、それにもまして作ってない。文字通り沸いて出るに任せて放っておいた。また、書き出すに当たり「彼女」が条件を付けてきた。BGMにうちやえゆかさん()を使えというのだ。彼女が物語の魂「言霊」だと仮定するなら、過去に例の無い「ニュータイプ」。そして仰せのままにできあがってこうなった。ぴたり20回・10月最終土曜日に最終回・しかもその日は塩尻の短歌フォーラムのテレビ放送日。偶然だけでこういう結末を迎える確率はどのくらいなんだろう。蓋然性を吟味せよってか。
以下に作中歌(川柳含む)を掲げる。基本短歌をブログに掲げるつもりは無いので(そればっか見せられたらアレでしょうが)レア。
 
レアな人友達自体がレアアイテム
どこにいる動く天然記念物触らないから姿を見せてよ
生き延びた妙(たえ)なる命よあるがまま
彼氏なぞ欲しいとも思っていなかったのに今目の前にその人のおり
吾(あ)は見たし木星の縞土星の輪今宵あなたと二人っきりで
吾の君(あのきみ)と夜の逢瀬と親には言うから
ラブラブならいいんじゃないかと思うけどあなたと私の二人の世界
一筋の光描いて天を行く天空先端研究所のあり
天才のこぶと言いたる天体を我は輪としてこの目で見たる
数多なる光と同じに見えたるも真の姿は他とは違う
目の中に手のひらの中に見えつつも実際の距離は幾十億キロ
麦わらのツバかと思いし輪のありて無数の星のくずの集まり
斜にしたシャッポをかぶったその姿次に見えるのは十数年後
星虹(せいこう)は亜光速だと君が言い星虹の如く人生を思う
幾千の星の光に守られてあなたとわたし二人の始まり

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コメント

謹言


流されて縷々立つ小波往く川の過ぐる隨にうらも移ろふ

拝受
 
引き切らぬ業依頼を片付けて見上げる星に歌ぞ浮かべば

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