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【妖精エウリーの小さなお話】けだもののそんげん-21-

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 窒素79酸素18。二酸化炭素は2パーセント無い位。気圧1008ヘクトパスカル。
 通常の空気成分バランス範囲。
〈ナイアデス。小さくなって動物たちの背中へ〉
 私たち二人。イヌとネコの背中に。
 バリア解放。
「扉が開くよ」
 工場側の扉が開きます。非常ボタンでガシャンと落ちることを考えると、気付かれて、操作されて、チャンスは数秒。
 白い照明が私たちを照らします。無人フォークリフト、いえ、似ていますが左右に広がるアームを持っており、エンジンで動いています。コンテナを挟んで持ち上げる機械と考えて良さそうです。
 そのコンテナリフト照明脇に黒く光るもの。監視用カメラのレンズでしょう。まるで見ている瞳のような黒いそれに、私たちの目は金色に光り輝き、
 そうした目がズラリ並んで見えたに相違ありません。
 サイコキネシス。
 コンテナの蓋ぶら下げている磁石を動かします。派手にする必要はありません。ぶら下がっているのでブランコと同じ原理で次第に大きく揺さぶってやれば良いだけです。
 磁力がカットされます。動き出した蓋にオペレータがうろたえたのでしょう。当然蓋は外れますが、揺れて勢いが付いているのでそのまま横っ飛び、室内壁面に激突。そこはステンレスのスリットが幾つか縦に並んでいる部位。「!」を三角形で囲んだ注意マークがあるので、二酸化炭素噴霧装置の出口と見ます。
 数百キロの鉄板が同じ金属の壁面に激突した事象ですので、応じた非常に大きな音と振動が生じます。
 その音は耳をつんざき、ステンレス壁が折れ曲がってめくれ、壁の地肌であるコンクリートが剥き出し。
 そして蓋鉄板は弾き返され、コンテナの壁面にぶつかった後、床面に落下。
 音だけで書けばガシャーン、ドカーン、再度ガチャーン。
 

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