【魔法少女レムリアシリーズ】Baby Face-47-
「その、いつから私のことを、そんな風に。今更だけど」
自分が、彼の気持ちを薄々感じ始めた時期は、前述の通り。
「命がけで守りたい思ったのは2度目に会った時だ」
それは彼女が感じ始めたタイミングに一致する。が。
“好き”のタイミングと異なる?
「その時点で、ざっくばらんな言い方をすれば、抱きしめてちゅーして押し倒して服脱がして、という状態をすっ飛ばしたと思う」
相原はそう言った。
「それってエロ足りないってこと?いや真剣に。妻になるとして問題」
相原はしばらく考えて。
「父親的な認識と、夫的な認識、兄の認識でもある。その複合。言うなれば家族」
「女としては?ううん、メスとしては?」
「だから、日本の法律では16歳で縛っているんだ。とオレは考えてる。初潮から生理の周期が安定するまで数年の単位を見るべき、とか母親に読まされた本にあったけど、のみならず、必要な体格の成長もなくちゃ。女性がダテにふっくらした体型になるわけじゃないし、とりわけ骨盤周りは確実に成熟していなくちゃダメだろう。生理が始まることはそれら成熟過程の一環であって、完成の合図じゃ無い。オレの認識は間違いか?だろ?まぁ、応じて色香出てくると思ってるから心配しなさんな。危険な性行為はしたくない。そう考えてくれ。お前絶対スゲエいい女になるから。だって美少女だもんよ。王女の風格備えた天下一品の美少女だもんよ。世界一の客車でコーヒー飲んでる姿がサマになる娘がそうそういるかよ。自信持て。男が最高という女はメスとしても最高のできばえというこった。こと女に関する限り男の審美眼ほど正しい物なし。何せ本能だからな」
「その言葉、ありがたく受け止めようぞフィアンセ殿」
レムリアは少し笑い、王女の位置から少しお高く止まって言った。
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