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アルゴ号の挑戦~東北地方太平洋沖地震~【魔法少女レムリアシリーズ】-058-

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 そして、子供達はアニメのそれと理解し、行われる救助方法を一瞬で見抜くであろう。応じた行動を取るであろう。
 相原はそこまで計算ずくなのだとレムリアは理解した。ちなみにこの一連の動きは、
・救助方法には事前に幾つかパターンを用意しておくこと
・一言で全員がフォーメーションを取れる訓練が重要
 これが示唆されよう。テレパシーという超常の手段を経たこと自体に真の意味はない。
 なお、アルゴの活動、及びレムリアが従前属していた団体では“コード201”など、簡単な暗号で事態や対処法は分類・周知・訓練していた。
『各員、行くぞ!』
 取り囲む炎の壁へ向かって船が動く。
 彼らの着衣は一見ウェットスーツのようだが、真空に出られる性能を備える。もちろん、耐火耐熱。
 炎の壁を突っ切って船は進んだ。
 その昇降スロープから、頭を下に上下逆さでぶら下がる大男三人。
 炎の壁から現れた有様に子供達はすぐに気付いた。気づいたことをレムリアはテレパシーで知った。
「掴まって!」
 レムリアは叫んだ。そして子供である自分がここにいて声を出す意味の強さを知る。
 子供達は、大男達に飛び込むように身を預けた。
『良し』
『もう大丈夫だ』
『全員確保』
「上げて下さい!」
『アップトリム90。レムリア下がれ』
 シュレーターの物言い、船首を空に向けて上昇するから船内に下がれ。
 船内の回廊壁面には、応じて使える取っ手の類いが幾つも。
「OKです」
 レムリアは取っ手の一つに取りすがり、足をかけ、船が垂直の事態に備えた。
『光圧上昇1G。炎を出る』
 船尾エンジンが放った光束はその圧力で津波を押しのけ、船体を中空に押し上げた。
 光の帯が伸び、周囲に広がり、津波と炎を蹴散らし。
 その光の故に周囲の状況を照らし出す。

 

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