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アルゴ号の挑戦~東北地方太平洋沖地震~【魔法少女レムリアシリーズ】-083-

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 背後に駆け寄る足音二つ、程なくガチャッと音がし、長銃が二本、女に向いた。
 以下、分かり易いようセンテンスを刻んで警告。
「動くな。それを拾うな。全部録画している。警察に言う。お前に食わせるものはここにはない。情報は全ての避難所にばらまく。ここで死ぬか、日本から出て行くか選べ」
 相原からピン。
『不逞の輩か』
「まぁそんなところ。どうしよう」
『トレースだけして丸裸にして放り出せ。殺人は罪だしな。正当防衛の結果落命したら知らんが』
「了解。おい、服を脱げ」
 レムリアは容赦なく言った。背後で子供達が見ている。一部始終見ている。
「なに言う……」
「まだ隠しているだろうが。クソ泥棒女が。殺すぞ」
『容赦ないな』
 これはラングレヌス。唇の端を歪めて苦笑いする様が見えるよう。
「女だからさ」
 レムリアは吐き捨てるように言い、女につかみかかり、力任せに服を破いて女を全裸にする。本当に丸裸にしてしまう。下着の中からも現金や装飾品が出てきて散らばった。
 胸元と下腹部を隠す。しゃがみ込んで泣き顔で首を左右に振る。『もうやめて』そんなところか。
 母国語で何か言うがテレパシー使うのもおぞましい。
「この期に及んで恥ずかしがるタマか。女に分類されるな虫酸が走るわ。出せ。まだ、ある、だろう?あ?レントゲン撮って浣腸しようか?」
 書くまでもあるまい。レムリアは女に飛びかかって押し倒し、指突っ込んでほじりだした。但し子供達には見えないよう、自らの身体で目隠しをして。
 無表情な少女がのしかかってきて股間に手を入れてくる。相応の恐怖であったようで女は失禁した。
「汚ぇな馬鹿女郎(じょろう)が。徹頭徹尾クソだなしかし。微生物の栄養になるだけクソに失礼か。失せろ。一度だけ言うが、お前は監視している。同じことをしようとすれば死ぬことになる」

 

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