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アルゴ号の挑戦~東北地方太平洋沖地震~【魔法少女レムリアシリーズ】-112-

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 相原は自らのゴーグルをラブの頭に乗せた。
「レムリア、これで行かせろ。……操舵室。船体を若干潜航。ワンコを送り込む」
 救助犬にカメラを抱かせるという発想。
「はい」
 レムリアは理解し、意思でラブに指示。載せられたものを落とさず、おばさんを探して。
『船体を1メートル30沈める。昇降扉および生命保持ユニット強制ロック。総員船外への移動を禁ずる。シュレーター』
『アイ』
 やりとりがあり、船がそのまま水面下へ沈むように甲板高さを下げて行く。甲板が水面近くになったところで、ラブが待ちきれないとばかりにジャンプ。
 ガレキを飛び歩く。2階建ての2階部分だけ水面に出ている。
〈水でいっぱいだよ〉
 ラブの思いを中継する。
「2階から下は水没の模様」
『SAR併用。生命反応位置との整合を試みよ』
 意味、ラブのゴーグルと船のレーダを使って探査を行え。レーダに人体らしき反応が出た場合、生命反応と照合。
『水面下1.2メートル。空間がある』
『生命反応一致』
『トイレと思われる』
『潜航する。総員船内に戻れ』
「了解。ラブ……」
 レムリアはラブを呼び戻そうとしたが。
『いや、戻さなくていい。ちょっと出かけると伝えろ。水面に残るのは彼だけだ。ゴーグルをウオッチしておきたい』
「判りました」
 レムリアはその旨伝え、甲板から船内に下がった。
 操舵室に戻る。今この大きなモニタに映る犬のカメラが全ての情報源。首を振って探しているらしく、大きな画面がぐらぐら動き、“酔い”を誘発しそうである。
「総員に告ぐ。光圧シールドが使えないため本船実力による潜航になる。万一に備え各居室は気密ロックを施す。室内から出ることを禁ずる。潜航モード。帆柱を船尾方向に倒せ。深度3.6メートル」
「帆柱は倒しました。潜航3.6メートルアイ」

 

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