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2026年9月 4日 (金)

【魔法少女レムリアシリーズ】お姉ちゃんになって -05-

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「オッケー。じゃぁこっちの姫と一緒に髪ゴム作って止めようか」
「作るの!?」
 双方の〝姫〟に交互に目をやる。
「うん」
「面白そう!やるやる!」
 普通の黒ゴムで仮止めとして、髪留め作りに参加する。とは言え、紫外線硬化型レジンを大きな〝おはじき〟や、ペンダントチャームの型に流し、ジャンクなキラキラ鉱物を選んでそこに入れ、ゴムを通して硬化させたら出来上がりという簡素なもの。大きめの石はそのまま使えるよう穴を開けてある。ただ、小さいキラキラを集めて配置する方が、オリジナリティとデザイン性が高く、好まれるんじゃないかという読み。
 りんちゃんは姫子の〝店〟(お店屋さんゴッコ風に作った看板を掲げている)まで短い距離を走ると、仕切りで小分けされたジュエルボックスに並んだ石達を眺め、小さなピンセットで手のひらに載せて。
 姫子を見た。
「え。冷たい。本物の石?」
「そうだよ」
 石好きという件の男の子は諏訪の説明を聞きながら卓上に置くタイプの拡大鏡を使って石をスケッチしている。黒曜石の貝殻風の模様を、鉛筆で器用に再現。
「相原さん、こいつら産地、出土地って判る?」
「さぁ、ダンナが山梨の石屋さんから一山いくらガラガラで買ってくる奴だから……」
「黒曜石は確か和田わだ峠とかその辺で出たような。昇仙峡しょうせんきょうって紫水晶も出たっけ……」
 指輪やイヤリングも、同様にレジンに石を選んで飾り付ける。
「これは、これと違うよね」
 美姫は自身の首からチェーンを引き出し、ルーン文字〝アンスール〟の刻まれた水晶のペンダントを取り出して姫子に示した。以前美姫にあげたものだが。
「あーそれ3次元レーザ加工でしょ」
 諏訪が言った。
「うん、まぁ」
 そういうことにしときましょう。
 果たしてスゴイ勢いで振り仰いだのはりんちゃん。
「すごーい。綺麗」
 しまった、という顔をしたのは美姫。姫子をちらっと見。
「欲しい?」
「いらない。それ、姉ちゃんのだし。私は自分で作ったし」
 りんちゃんはクリアな水晶で髪留めを、ガーネットで指輪を作った。
 紫外線ランプでレジンを硬化。ゴムを通して髪の毛を留める。スマホ(美姫が持っている)で後ろ姿を写して見せる。

(つづく)

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