アルゴ号とレムリアのこと
いや「虫愛づる姫」の更新は予定通りなんだけれども、毎日更新がパタッと終わったら何か間延び感があるから、後書き代わりに何か書くわ。
雑誌「ニュートン」で連載していた星座の話に一枚の絵がありました。ロレンツォ・コスタ 『アルゴー船』
……いい時代になったものでネットで検索するとすぐ出てきます。そのちょっと浮かんで見えるイメージは同じくニュートンの記事「反物質ロケットの未来」(だったと思う)の内容と結びつき、一つのシステムが誕生し「お話書きたい中枢」を刺激しました。
「超高速救助隊なんか、どや?」
コロンブスのサンタマリアに寄せた3枚マストの帆船で、しかしその帆は大きく広がるソーラセイル。駆動機関は人類が知りうる最速の原動機光子ロケット……。似合いの超兵器を持たせ、男達が敵と困難を銃器とパワーで破壊しながら世界をまたに掛け救って行く……熱いでしょ?でも書き始めようとしてすぐ困難に直面しました。火力差のゴリ押しだからあっという間に片付いてしまう。物事の羅列になってしまって感情を揺さぶってくれない。何か足りない?それともプロットに肉付けして行くタイプか……折に触れ書いてますがあたしゃプロット立てるタイプではありません。プロット=あらすじを作って肉付けするくらいなら、そのまま書き始めます。ただ、ストーリーのイメージが先行すると書くのが追いつかないのでプロット形式を取るものもあります。が、そのプロットも進まない。んーこりゃ構造的な欠陥(不足)があるな。
「物語には女神が必要である」とは故・平井和正氏の至言だと思いますが、同時に「美少女に頼るのは負け」という意地もありました。
「私じゃダメですか」
作中彼女は招聘を受けて参加するわけですが、実のところ乗せろと言ってきたのは彼女です。そう「こんな女の子にしよう」と考えたわけではないのです。女の子を乗せようか、思った瞬間にそばにいて手を上げた、イメージとしてはそんな感じです。長銃を振り回すゴリマッチョと対極にある魔法娘。そして本部で見守る女神様……の予定だったセレネさんも乗りますか?喜んで。
2002年に一旦完結を見ますがそこから現実世界はインターネットとそれをインフラとするコンピュータ・視聴覚端末の長足の進歩を見ます。するとそれなりに先端技術を乗せたあれやこれやが陳腐化しました。船のコンピュータはセレネさんの脳波拾って現地へ急行……これは最初からのパターンですが、人工知能として出来る内容が現実に追い越されました。
こりゃいかん。
で、2020年代の「出来ることと出来そうなこと」で組み直したがこの159回分、ということになります。おかげさんで(?)アルゴ号のコンピュータはお利口さんになったし、各種ガジェットも小型でスマートになりました。これならまぁ、向こう暫くは互して戦えるでしょう(何と?)。
この時12歳だった魔法の国のお姫様は、現在16歳の高校生になって……おっとっと、という所までは書き進んでいます。まぁ、ぼちぼち。






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